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ライトノベルネタブログ

「異世界転生・転移もの」の略称というか通称を考える

異世界転生とは「現実世界で死んで異世界に生まれ変わる物語類型」、異世界転移とは「現実世界から異世界に移動する物語類型」のこととする。

「勇者として異世界に召喚されるもの」や「現実世界と異世界が接続されて行ったり来たりするもの」などもそこに含めることとする。

また「VRゲームが実体化するもの*1」や「転生した先が戦国時代であるもの*2」なども含めることとする。

…と長々と説明してみたが、この「現実世界から異世界へ移動する物語類型」のしっくりくる呼び方が無い。

「転生もの」「転移もの」だともう片方が含まれないし、いちいち「転生・転移もの」と書くのも面倒だ。

しょうがないから適切な呼称を考えてみよう、というのが、この記事の企図するところである。

異世界ファンタジー

「ちょっと待って、それって異世界ものとか異世界ファンタジーって言うんじゃないの?」と思った方もいるかもしれない。

しかし「異世界ファンタジー」というのは本来「異世界を舞台としたファンタジー」という意味でしかなく、転生や転移は必須要素ではないのだ。

『ロードス島戦記』は異世界ファンタジーではない……のかもしれない。 - 前島賢のラノベ以外

むしろ、この誤用が広まりつつあってややこしいので(文脈を考慮しても区別をつけづらい)、その意味でも早急に新しい呼称が必要なのである。

ちなみに「誤用を採用しろ」という意見には与しません。

なろう系

「じゃあ、なろう系でいいんじゃない?」という人もいるかもしれない。

しかし、最近の「なろう」では異世界転生の人気が下火となり、代わって最初から異世界の住人を主人公とした、いわゆる「現地主人公」の人気が高まっている。

また、転生ものでも「偉大なる魔法使いが転生の秘法を完成させて数百年後の世界に生まれ変わった」といったような「異世界異世界」の転生が増えており、これだと最初に提示した定義から外れてしまう。

「なろう系」という言葉は、概ね「なろうに掲載されている作品」あるいは「なろうで流行しているジャンル」といった意味であろうし、その「なろう」の流行はものすごいスピードで移り変わっていくので、特定のジャンルのみを指して「なろう系」と呼ぶのは不適切だろうと思うのである。

異世界トリップ

古くからある呼称だが、どちらかというと女性向けの作品で使われることが多い印象がある。

そして、ひとことで「転移」も「転生」も含められそうな感じがする。

ただ、「trip」とは「旅行」という意味なので、深く考えると「行って戻ってくる」タイプの転移しか指していないのではないか?と思ってしまう。

候補としては残しつつも、別案を模索することとする。

ナルニア

ナルニア国物語』のようなファンタジーを「ナルニア型」と呼ぶ。

基本的には「異世界トリップ」と同義であると思われるのだが、「異世界に行く」「異世界に迷い込む」「現実世界と異世界を往復する」あたりで人によって微妙に異なる用法がある気もする。

つまりこちらも「転生」が含まれるか分からないので保留にしておこう。

ちなみに転生や転移はハイファンタジー(=異世界ファンタジー)に含まれないと言う人もいるが、『ナルニア国物語』はたいていハイファンタジー扱いされるので、別にハイファンタジーでいいと思います*3

ISEKAI

海外でも「異世界転生・転移もの」は大人気で「ISEKAI」だけで通じてしまうらしい。

Isekai - Wikipedia

つまり、普通の異世界ファンタジーと区別して、転生・転移系だけを「ISEKAI」と呼んで区別することもできそうに思える。

ちなみにVRMMORPGもの「LitRPG(=LiteraryRPG)」と呼ばれているらしいぞ。

LitRPG - Wikipedia

ただ、二次創作小説界隈ではアルファベット表記が蔑称的な意味合いを持つらしく、たとえば衛宮士郎がコテコテの最強主人公になったものを「EMIYA」、比企谷八幡が最強になったものを「HACHIMAN」、めちゃくちゃな内政チートのことを「NAISEI」などと書いたりする。

よって「ISEKAI」も蔑称と勘違いされそうだという最大の弱点がある。

転世

異世界転生・転移」略して「転世」とかどう?っていう、これは私がいま考えたやつ。

ググったらグラブルとかで使われているらしいので、まったく突拍子もない言葉ではなさそう。

これは字面で「ああ、転生とかのことを指してんのね」ってわかるのがメリット。

デメリットは「上手いこと言ったつもりかもしれんがダサいぞ」って思われそうなところ。

というわけで

1. トリップ
2. ISEKAI
3. 転世

あたりを候補として、周囲の反応をうかがいつつ、普及を図っていきたいと思う。

*1:実体化しないVRゲームものはどう扱うべきだろうか。

*2:これは単なるタイムスリップやシュタゲのような並行世界移動も含むことになりかねないので検討を要するかもしれない。

*3:それを踏まえたうえでなおローファンタジーだと主張する人を止めようとは思わないが。

長文タイトル考

長いというだけでラノベのタイトルとAVのタイトルを一緒にするな!
同じ長文タイトルでもその性質の違いを見極めようじゃないか!
といった趣旨の記事です。

2時間ドラマの長文タイトル

愛妻を殺された刑事の執念!60km移動した変死体
満員のエレベーターで消えた容疑者か!? 全ての謎は瞬間移動!?

魔性の群像 - Wikipedia

死を呼ぶレジ係コンテスト!! 優勝候補が審査員を殺害!?
急に白髪になるアレルギーと割れた卵の謎

検事・朝日奈耀子 - Wikipedia

盗聴された殺人!! 容疑者声紋一致せず!? 焼き芋に謎!

京都南署鑑識ファイル - Wikipedia

はめられた男 不倫相手の女性を殺した!?
カメラに映らない逃亡者の謎 妻の証言で逆転法廷に!

事件 (テレビ朝日のテレビドラマ) - Wikipedia

2時間ドラマのサブタイトルが長いのは、ラテ欄に載せるための「あらすじ」だからですよね。本編の内容を適度に掻い摘みながら見どころを伝えています。映画の予告編などと性質が近いのではないでしょうか。

最大の特徴は、「60km移動した変死体」「死を呼ぶレジ係コンテスト」「焼き芋に謎」「カメラに映らない逃亡者」など、謎めいた単語が散りばめられていることです。こうした工夫によって「これはどういう展開なんだ?」と視聴者の興味を引こうというわけですね。

あ、最初に断っておくと、これは2時間ドラマのなかでも長めのサブタイトルをわざわざ探してきているのであって、短いサブタイトルもたくさんあるということはご留意ください。これ以降に挙げていく他のタイトルも同様です。「2時間ドラマは長いタイトルばかりwww」とか言ってると2時間ドラマ天狗に攫われてしまうので気をつけましょう。

ビーイング系の長文タイトル

このまま君だけを奪い去りたい

DEEN - Wikipedia

錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう

WANDS - Wikipedia

愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

B'z - Wikipedia

いま見るとあんまり長くない気もしてきますが、長文タイトルの話題になると「ビーイング系」はよく挙がるので、やはり当時はインパクトがあったということでしょう。

ビーイング系の特徴は、すばり「歌詞の一部である」ということですね。すなわち、詩的な情感を垣間見せているだけで、どんな歌かを説明しているわけではない。タイトルを見ただけでは、その曲がロックなのかポップスなのか、アップテンポなのかバラードなのかは分からないわけです。

つまりビーイング系の曲名は「非あらすじ」的な長文タイトルと言えますね。

AVの長文タイトル

工場勤務で趣味はバイク 化粧っ気ないクールなおねえさんが巨根で陥落。むっつりドMの本性とガチイキっぷりを晒しちゃいました!

こっそり小悪魔淫語でアナタのチ○ポを寸止め焦らしエステサロン チ○ポと脳みそがとろける程のささやきVOICEで200%勃起してるのになかなかイカせてくれないみあの超密着快感エステ体験VR!!

夢の近親相姦 兄妹編 妹の発達したお尻!ミニスカからハミ出したパンチラに辛抱たまらずチ○コ突き立ててしまった。「お兄ちゃんパンティ破って入ってきそうだよ」って笑いながら小悪魔の誘い。親の目の届かない公衆トイレや図書館で挿入しちゃったよ~ん!

長え。AVはあらすじタイプの長文タイトルですね。しかも2時間ドラマよりも詳細度が上がっているように見えます。

思うにAVには「ネタバレがない」のではないでしょうか。2時間ドラマは「謎」を提示することで視聴者の興味を引いていましたが、AVではクールなおねえさんが実はむっつりドMであることが最初から明かされているのです。「クールなおねえさんが実は…!?」で寸止めするようなタイトルはあんまりない。

AVはかなり特殊なコンテンツですから、シチュエーションは事細かに説明してほしい、全ての展開が分かっていたほうが買いやすい、という視聴者の要望があるのかもしれません。

2ちゃんねるの長文タイトル

ゲーセンで出会った不思議な子の話

https://toro.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1326566620/

うまい棒配ってたら人生変わったでござるの巻

https://hayabusa3.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1328537904/

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

https://yutori.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1195907887/

特にストーリー系スレのタイトルを並べてみました。

これらは「誰かに話しはじめるときの第一声がそのままタイトルになっている」…といった印象を受けます。あらすじタイプと言えばそうかもしれませんが、ものすごく詳細度が低いですよね。前提だけを示して過程をすっとばしているような。読者からすると「え、それでどうなるの!?」「なんでそうなったの!?」という感じでしょうか。

それと、スレタイって「素人」が書いているので、言葉遣いがすごく素朴なんですよね。プロみたいにかっこつけるのは気恥ずかしく、そのせいで言葉としては飾り気がありませんが、意外な単語の組み合わせなどで受けを狙ったりする、というイメージがあります。

エロゲの長文タイトル

恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの

オッパイたっぷん熟れ熟れボディ 保健のせんせ×2
えっちの悩みにこたえてあげる いっぱい出してね 〜精液過剰編〜

ツンデレ魔界プリンセス・アリサと孕ませ新婚生活!
〜全部出すまで抜いちゃダメ!ぜったい受精させなさいよね!〜

参考にしたサイト→旧エロゲ情報とりあえずまとめ:エロゲの長すぎるタイトルランキング

こうして眺めて気付いたんですが、エロゲの長文タイトルって「台詞」になっていることが多いんでしょうか。「いっぱい出してね」とか「ぜったい受精させなさいよね」とか、サブタイトルとしてヒロインの台詞を添えることで長くなっている感じがします。あまり「あらすじ」的ではないですよね。

ただ、同じ「非あらすじ」タイプとはいえ、ビーイング系ほど抽象的ではないというか、詩情(?)を抑えつつも、目を引くフレーズを入れようという感じがあります。

あるいは、そこまで長くはないですが『乙女はお姉さまに恋してる』や『夜明け前より瑠璃色な』といったあたりの文章系タイトルも、「非あらすじ」タイプのタイトルです。こちらは抽象寄りといえるでしょうか。

ライトノベルの長文タイトル

いよいよライトノベルです。
私が見るところ、ライトノベルの長文タイトルには三種類があります。
すなわち「俺妹系長文タイトル」「きみぼく系長文タイトル」「なろう系長文タイトル」です。

俺妹系長文タイトル

要するに、2008年の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』あたりから始まって、2013年ごろまでブームが続いたラノベの長文タイトルのことです(2013年以降に長文タイトルがまったく無くなったわけではありませんが)。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

https://www.amazon.co.jp/dp/4048671804

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ

https://www.amazon.co.jp/dp/4840136769

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

https://www.amazon.co.jp/dp/4797363967

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

https://www.amazon.co.jp/dp/4094512624

参考にしたサイト→題名が長いライトノベル(2010〜2011年版) - 平和の温故知新@はてな

いずれも2010年前後にシリーズを開始して、のちにアニメ化された作品です。あらすじタイプではありませんね。強いて言うならエロゲの長文タイトルに近いでしょうか。

もちろん、ラノベの長文タイトルはエロゲが由来だ…とまでは言いませんが、たとえば『僕は友達が少ない』が「はがない」と略されるのは、エロゲの『月は東に日は西に』が「はにはに」と略されたことのオマージュだというのは有名な話です。このひらがなだけを拾う略し方を「ラノベっぽい」という人もいますね。元はエロゲ界隈の慣習なんですよ。

ついでに言うと、この俺妹系の長文タイトルには、2ch的な定型句(「〜〜な件」「〜〜した結果」「〜〜なんだが」など)がほとんど見られません。特に「〜〜な件」は、やたらラノベっぽいって言われてますけど、実際はかなり少ないですからね。ほぼ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』と『転生したらスライムだった件』だけから作られた風評です。

きみぼく系長文タイトル

ライト文芸でよく見られる長文タイトルです。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

https://www.amazon.co.jp/dp/4800226104

僕は何度でも、きみに初めての恋をする。

https://www.amazon.co.jp/dp/4813700438

君に恋をするなんて、ありえないはずだった

https://www.amazon.co.jp/dp/4800270294

これは見るからに「非あらすじ」タイプですね。ビーイング系に似ていて、詩的というか、叙情的な印象です。

おそらく『世界の中心で、愛をさけぶ』あたりからの流れで、切ない恋愛ものにこういった長文タイトルが多い気がします(セカチューのタイトルはSF小説が元ネタですが)。

なろう系長文タイトル

俺妹系長文タイトルと入れ替わるようにして増加してきた「小説家になろう」由来の長文タイトルです。ちなみに、小説家になろうの作品タイトルがなぜ長いかについては「なろうのスマホ向けデザインだとランキングでもあらすじが折り畳まれてタイトルしか見えないから」説を個人的には推しています。

とりあえず「小説家になろう」の今週のランキングから適当に引っ張ってきてみました。

一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた~落第剣士の学院無双~

https://ncode.syosetu.com/n1474fh/

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

https://ncode.syosetu.com/n2377fh/

始祖魔法師の最強生活 ~未来の魔法を学びたくて転生したのに古代魔法の劣化版なんですけど!?~

https://ncode.syosetu.com/n8765fg/

なろう系と一括りに言っても、期間によって細かく流行が変わっているのですが、最近はメインタイトルを短く、サブタイトルを長くするパターンが多いなあ、と思ったりします。

さて、もう何度もこのブログで書いてることなんですけど、なろう系の長文タイトルって「本編の内容」を明かしているわけではないんですよね。なろう系のタイトルが説明しているのは「プロローグ」なんです。ここ、めちゃくちゃ強調したい。「一億年ボタンを連打して最強になるまで」を描くんじゃなくて「一億年ボタンを連打して最強になったあと」を描くんですよ。

つまり、本編の内容を紹介する2時間ドラマやAVのタイトルとは、明確に異なるんです。前提だけを示して読者の興味を引くのは、2ちゃんねるスレタイに近いかなと思います。

もうひとつ言うと、小説家になろうの作品は(いまはプロが増えたとは言え)基本的にはアマチュアが書いているのであって、だから言葉遣いも2ちゃんねるスレタイに近いように思います(というか自然と似てしまう?)。

まとめ

  • あらすじタイプ
  • 非あらすじタイプ

ちょっと無理やり感もありますが、こんな感じの分類でいかがでしょうか。

ビジネス書の長文タイトルも入れたかったんですが、調べてみるといろいろ種類があって分類しづらかったので除外しました(「なぜ〜〜なのか?」「〜〜なら〜〜しなさい」「〜〜をするための10の方法」など、抽象的な「釣りタイトル」もあれば、内容を端的に説明したものもあるという印象)。

ちなみに、ビジネス書のタイトルの長文化は2005年の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』がターニングポイントであり、「最近の書籍はタイトルが長すぎる」みたいなツッコミがあったのも、ラノベよりビジネス書のほうが早かった記憶があります。

ともあれ、私の分類を受け入れてもらう必要はありませんが、できれば「長文タイトルにもいろいろ種類があるんだなあ」ということだけ頭に入れていただければと思います。よろしくお願いします。

【結果発表】マニアック・ライトノベル・オブ・ザ・イヤー2018

前置きが長いですがご容赦ください。

レギュレーション

  • 投票者が2018年に「読んだ」ライトノベルのなかで面白かった10作品に投票してください(発売日や購入日は考慮しなくてOKです)
  • 「シリーズ名」で投票してください(巻数は無視します)
  • 重複なしで「10作品」必須です
  • 「あなたがそうだと思うものがライトノベルであり、他人の同意は必要ありません」
  • 投票は「2019年1月5日(土) 24:00」まで(1月6日に結果発表できればいいな)

今回の目標

この手のライトノベル人気投票企画には以下のような問題がありました。

  • 期間中に発売されたライトノベルのリストを作るのが大変
  • そのうえ「ライトノベル」の範囲が定まっていないので作品を網羅できない
  • しかし「リストに載っている作品にしか投票できない」と勘違いされやすい
  • 一冊単位での投票の場合、同じシリーズの複数の巻に票が分散する
  • アンケート実施日の直前に発売された作品を読む時間がない
  • アンケート実施までに読むのが間に合わなければ投票する機会は失われる
  • 投票者が少ないため熱心なファンを抱える作家が投票を呼びかけるだけで大きく順位が変動する
  • (前項と矛盾するようだが)投票者が多くなったことで単なる「売上順」になりがち

今回のアンケートではこれらの問題の解決を目指しました。テーマはずばり「低コスト」。

まず「10作品必須」により、投票者数および「作家の呼びかけによる順位変動」を抑制し、2018年中に「読んだ」作品を対象とすることで、「作品リスト」を不要として、「読む時間がない」問題の解決も図りました。

さらに「あなたがそうだと思うものがライトノベルであり、他人の同意は必要ありません」の一文を添えました。有名な文句のもじりですが、つまりは「投票対象かどうかいちいち訊いてくるなよ」というわけです。

ラノベをコンスタントに読んでいて、読書記録をつけていて、年末には「今年のベスト10」とかを考えているような、そういうマニアならば作品リストなんかなくても投票できるはずだし、ちょっと不備があっても空気を読んで上手いこと投票してくれるだろうし、人数も少ないだろうから集計だって楽だろう、という目論見です。

今回の成果

想像以上に上手く回ったと思います。集計にちょっと時間がかかったくらいで(手動でやったからですが)、開催自体にはまったく手間がかかっていません(Googleフォームを使うのは初めてだったのでその学習コストはあった)。これなら私が「来年は面倒くさいからやめるわ」と言っても誰かが気軽に引き継いでくれるはず…!

今回の反省

投票期間が長かった。自分が短気なのもありますけど、ぶっちゃけ三日間くらいでいいんじゃないかなと思いました。「読んだ作品」を対象にしているので、元旦からでも気兼ねなく開催できるのはメリットです。というわけで来年もやるとしたら正月三が日に決行ですね。

「再読」を考慮していなかった。現状のレギュレーションだと「再読」すれば同じ作品に毎年投票できてしまいますが、それは本意ではないので、「年内に初読」という条件にしたほうがいいかなと思いました。

外伝やスピンオフの扱いを決めていなかった。レギュレーションでは「シリーズ名で投票」としましたが、外伝やスピンオフは「別のシリーズ」とみなしました。これも明記したほうがよかったですね。

今回の投票者は66人、すなわち全体では660票でした。
同じ作品に10票投じている人がひとりだけいたので除外しています。
最初に言ったはずだ…そういう行為は一切認めていないと…!

以上、前置きでした。
というわけで投票結果です。

12票

りゅうおうのおしごと!
『錆喰いビスコ

9票

『スカートのなかのひみつ。』
『公園で高校生達が遊ぶだけ』

7票

86-エイティシックス-
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』
『月とライカと吸血姫』
『三角の距離は限りないゼロ』
『賭博師は祈らない』

5票

キノの旅
『ジャナ研の憂鬱な事件簿』
ソードアート・オンライン
『ぼくたちのリメイク』
『ワキヤくんの主役理論』
『継母の連れ子が元カノだった』
『七つの魔剣が支配する』
『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~』
『編集長殺し』

4票

『Hello,Hello and Hello』
アクセル・ワールド
エートスの窓から見上げる空』
『キミの忘れかたを教えて』
『ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン
『ハル遠カラジ』
『ファイフステル・サーガ』
境界線上のホライゾン
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』
『天才王子の赤字国家再生術』
東京レイヴンズ
『裏世界ピクニック』
『裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。』

3票

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
ソードアート・オンライン プログレッシブ』
『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?』
『はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい』
『ピンポンラバー』
ブギーポップシリーズ』
異世界拷問姫
異世界修学旅行』
黄昏色の詠使い
『教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?』
『私が大好きな小説家を殺すまで』
『彼女のL』
妹さえいればいい。

2票

『29とJK』『GODZILLA』『Re:ゼロから始める異世界生活』『アサシンズプライド』『アリソン』『いずれキミにくれてやるスーパーノヴァ』『いでおろーぐ!』『イリヤの空、UFOの夏』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『ウォーター&ビスケットのテーマ』『エロマンガ先生』『オーバーロード』『オミサワさんは次元がちがう』『きっと彼女は神様なんかじゃない』『クロス・コネクト』『クロハルメイカーズ』『ゴスロリ卓球』『この素晴らしい世界に祝福を!』『ゴブリンスレイヤー』『ソシャゲダンジョン』『たまらん!』『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『ひきこもりパンデモニウム』『ヒマワリ:unUtopial World』『ぼくたちの青春は覇権を取れない。』『モンスター娘のお医者さん』『やがて君になる 佐伯沙弥香について』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『やりなおし英雄の教育日誌』『ようこそ実力至上主義の教室へ』『ラストエンブリオ』『リア充にもオタクにもなれない俺の青春』『リオランド』『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』『暗殺拳はチートに含まれますか?』『異セカイ系』『異世界のんびり農家』『異世界語入門』『異世界迷宮の最深部を目指そう』『異世界薬局』『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』『俺もおまえもちょろすぎないか』『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』『外れスキル【地図化】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む』『虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くん』『救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由』『響け!ユーフォニアム』『君は世界災厄の魔女、あるいはひとりぼっちの救世主』『君死にたもう流星群』『好きって言えない彼女じゃダメですか?』『公爵令嬢の嗜み』『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらってもいいですか?』『小市民シリーズ』『常敗将軍、また敗れる』『真・三国志妹』『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』『精霊幻想記』『青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる』『絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで』『絶対彼女作らせるガール!』『天冥の標』『東雲侑子シリーズ』『叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士』『放課後は、異世界喫茶でコーヒーを』『僕は君に爆弾を仕掛けたい。』『本好きの下剋上』『魔女軍師シズク』『魔法医師の診断記録』『魔法使い黎明期』『魔法少女さんだいめっ☆』『無双航路』『夜露死苦異世界音速騎士団"羅愚奈落"』『友達いらない同盟』『幼女戦記』『霊感少女は箱の中』『恋してるひまがあるならガチャ回せ!』『六人の赤ずきんは今夜食べられる』『茉莉花官吏伝』

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ツイートでも書きましたが、上位三作品はまあ想定どおりというか、このラノの協力者枠だなあという感じで。『スカートのなかのひみつ。』『公園で高校生たちが遊ぶだけ』の健闘のほうが目を惹きますね。

とはいえ60人以上が投票して、トップが10票そこそこというのは、なかなか票が分散したのではないでしょうか。面白さの拮抗した作品がそれだけたくさんあるということですから、是非ともさまざまな作品に手を出してみてください。