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殺人ってなんだ?

ためらわないことさ。


なぜ人を殺してはいけないのか、思うことを適当に。


実は、本当に取り返しのつかないことって、けっこう少ないと思う。物を盗んでも、人を殴っても、被害者はいつか許してくれるかもしれない。つまり、取り返しがつく。ところが、"殺人"は本当に取り返しがつかない。なぜなら、その罪を許してくれる"被害者"が既に消えてしまっているからだ。


「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに対して、「法律で決まっているから」と答える場合があるが、ではそのルールさえなければ人は人を簡単に殺せるのかと言えば、そうではないと思う。たとえば、「罪には問われないから目の前にいる人を殺せ」と言われたって、簡単には殺せないだろう。足が竦み、手が震え、冷や汗を流して、それでも殺せないという人が大半のはずだ。大半の人は、そんな状況に陥ったことがないだろうけどさ。


で、その"恐怖"の原因は何かと考えれば、"殺人"が「取り返しがつかない行為」だからだと思う。人は取り返しのつかない行為に恐怖するものだから。「取り返しがつかない」もしくは「償いができない」という点において、"殺人"は詐欺窃盗誘拐暴行拉致監禁などとは異なる。


このことは、「"殺人"を否定する理由」の説明にはならないけど、「"殺人"が否定されるようになった原因」の説明にはなると思われるかもしれないような気がするけどはてさてどうなることか。


余談だけど、当事者ヅラして「犯人を殺してやりたい」とか言ってる"被害者の遺族"、俺は大嫌いです。殺人予告ですよ。逮捕しなきゃ。