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ライトノベルネタブログ

これがあれば作品評価が倍率ドンさらに倍になる4つのシチュエーション

  1. いったん非日常へ行った人間が、再び日常に戻ってくる
  2. 衆人環視の中、過労もしくは病気などの原因で倒れる
  3. 感情的な激しい口論
  4. 読者の意表を突いた愛の告白


1は学園異能にも通じる話で、要するに「日常」と「非日常」の対比。もう戻れない日常への郷愁。そういうのを描いたシチュエーション。「行きて帰りし物語」とは違って、日常に戻ってくるのは一瞬だけ、また再び非日常へと戻っていくというものです。
BLACK LAGOON』の「Fujiyama Gangsta Paradise」篇が素晴らしいのは、まさにこの点。いや、本当に素晴らしかった。
あと、『東京S黄尾探偵団』の「Sの葬列」は、ずいぶん昔に読んだ作品ですけど、とても良かった印象がありますね。


2で印象に残っている作品は、たとえば『マリア様がみてる』の「いとしき歳月(前)」とか。収録されている「いと忙しき日々」にそんなシーンがありました。ただ、倒れた瞬間が描かれてなかったから、いまいち物足りなかったんですけど。
これは、「ああ、なんて不幸なわたし」みたいなのを読者に訴えるシチュエーションかな。あと、「病人は優しくしてもらえる」ってのもあるかも。


3のシチュエーションは、意外に見当たらないんですよね。たいていは一方的に罵るだけとか、冷静な議論で終わってしまったりする。もっと涙を流しながらめちゃくちゃに感情を吐露するものがいい。普段は大人しい人間がそうなれば最高ですね。
これは、修羅場スキーが修羅場を楽しむのと同じ類のものでしょう。野次馬根性。あと、「普段は大人しい人間が感情を暴発させる」ってのは、イヤボーンみたいなもので、カタルシスを得られるシチュエーションですよね。


4は、Aの秘めた恋心に読者さえ気付かなくて、Aが告白して初めて読者も気付く、っていうようなシチュエーションです。秘めた恋心がモロバレなヒロインってのはありふれていますが、逆にそれを読者にまで隠している作品はあんまりないんですよね。まあ、読者が敏ければ敏いほど出会えなくなるシチュエーションです。俺が敏いかどうかは知りませんが。
余談ですけど、俺が初めてこのシチュエーションに出会ったのは、大暮維人の『天上天下』なんですよ。まだ読んだことない人は、俺みたいに第二巻だけ飛ばして第四巻まで読んでみてください。余談終わり。
あと、『カレとカノジョと召喚魔法』の最終巻、ネタバレになりますが、リールゥの告白はよかったです。俺はまったく気付かなかった。しかし、リールゥ自身はもうほとんど諦めていて、雪子に勝ちを譲ってしまったのが惜しい。
このシチュエーションを好きな人を、俺は自分の他に見たことがありません。同志募集中。だからかわかりませんけど、分析が難しいです。驚きによる釣り橋効果みたいなもん?


まあ、そんな感じで、オチもなく。ここから発展してなにか書けたらいいんだけど……なにも思いつかないなぁ。誰か書いてくれませんかね。