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2005年ライトノベルリング杯

ええっと、もうマイク入ってますか。


さていよいよやってまいりました2005年ライトノベルリング杯。リアルではW杯も始まっておりますが、ネットの世界のトレンドはやっぱりラノリン杯ですね。え? 知らない?


おっくれてるぅ―――――――――――――――――っ!!


とはいえ、今回のラノリン杯は本大会ではなく試験用です。本大会で問題が起こらないかどうかチェックするための試験用。いうなればW杯に対するコンフェデレーションズカップ。本大会は(たぶん)2006年上半期ライトノベルリング杯とかそんな感じだと思うので、知らない貴方もまだ間に合いますよ!


今回の「2005年ラノリン杯(試験用)」の詳細はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20060617


んじゃ、俺も参加します。


消閑の挑戦者3 ロスト・エリュシオン (角川スニーカー文庫)

消閑の挑戦者3 ロスト・エリュシオン (角川スニーカー文庫)


旅行先の異国で接続したインターネット上のチャットで、ヒロインである鈴藤小槙はかけがえのない友人たちを手に入れる。天才ゆえに人と馴染めない小槙にとっては、そのチャットはまさに楽園。しかし楽園は壊れ、友人は次々と倒れていく。クライマックスに向けて猛烈に加速していく物語。読み終わった後の余韻がなんとも言えず良いのですよ。終わりの歌を歌おう。


春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)

春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)


簡単に言えばガンパレ+マリみて+巨人の星*1。舞台はロボットの操縦者その他を育成する女子の士官学校。ヒロイン・久堂春音は憧れのお姉さまにスカウトされ、一年生にしてレギュラーに抜擢される。しかし、そこからが春音にとっての地獄。泣いても吐いても訓練に次ぐ訓練。この追い詰められ方が凄まじい。最高です。続きをよろしくお願いしますファミ通文庫編集部様。


絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)

絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)


涼宮ハルヒの憂鬱』の作者・谷川流の作品ですが、『涼宮ハルヒ』が気に入ったからって安易にこれに手を出したら大火傷します。暗い。何も無い。真実も虚構も無い。ひたすら空虚な作品。「非常に面白いが、二度は読みたくない」という感想を書いている人がいて、わりと同意した覚えがあります。俺も気に入ってるわりにはあんまり読み返しません。しかし、大火傷をする価値のある作品です。


ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)


戯言シリーズの最終巻。完璧。西尾維新らしい、完成したパズルのような作品。これだけ長いシリーズをこれだけ見事に終わらせると言うのは、やっぱすげーと思いますね。いまだに伏線回収なんて些細なことにこだわってる人もいますけど、俺はそんなの気にしませんよ。気にしません。だ、だからザレゴトディクショナルなんていらないんだからねっ!


ソウル・アンダーテイカー (電撃文庫)

ソウル・アンダーテイカー (電撃文庫)


2005年で一番お気に入りだった作品。主人公が日常から非日常へと足を踏み入れるタイプの物語ですが、それをこれほど上手く描いた作品を他に知らない。「上手い」程度じゃ失礼ですかね。とはいえ、どう表現すればいいのか分からないのですが。なんというか、作品を取り巻く空気が異常なんですよね。まあ、読めばわかるということで。気長に待っているのですが、続きはいつ出るんでしょう…。



ちなみに2005年の俺的ランキング完全版はこちら↓
前置き - WATERBIRD
全作品入場!! - WATERBIRD

*1:アタックNO.1は読んだことないもので