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WINDBIRD

ライトノベルネタブログ

キョンを階段から突き落としたのは結局誰?

と訊かれました。これは『涼宮ハルヒの消失』のラスト付近に出てくる「キョンが意識不明になった理由」についての質問だと思うのですが、違ってたらすみませんね。というわけで以下、適当な考察。


まずキョンが突き落とされた理由は、ストレートに考えれば、改変世界で「キョンが長門と乳繰り合っていた期間」を、現実世界で「キョンが意識不明の重体になっている期間」として置き換えたという、要するにタイムトラベル物に付き物の辻褄あわせだったと思われる。結果として、キョンを突き落としたのは、「改変があったことを知っている」かつ「キョンが突き落とされた時間に移動できる能力(=時間移動能力)を持っている」ような人物ということになる。*1


容疑者1.超能力者
改変があったことは、古泉は知っている。しかし、超能力者単体では時間移動能力はないはず。別の陣営と組んでいるということもなさそうだから、とりあえず除外。


容疑者2.宇宙人
長門なら時間移動もできるし、改変した本人だしで、条件には当てはまるのだが、わざわざ突き落とさなくってもキョンを意識不明にするくらいはできたと思う。というわけで除外。


容疑者3.未来人
可能性はいちばん高いが、やはりわざわざ突き落としたというのが気に掛かる。なにより、突き落としたのがみくるなら、「三日間意識不明になる」と知っていてキョンを突き落とすことができるかどうか、という点に疑問が残る。というわけで除外。


容疑者4.敵対してる人たち
敵の未来人と敵の宇宙人と敵の超能力者が同盟しているらしいから、そいつらがキョンを突き落としたのではないか。詳細はこれから明らかになる。つまり伏線。谷川先生ただいま考え中。…かなりありそうだが、それではつまらないので除外。


いくつか容疑者を考えてみたが、どれも違う。発想の転換が必要だ。もしかすると、キョンは高度な陰謀によって突き落とされたのではなく、別の理由で突き落とされたのではないだろうか。もっと言えば、単にキョンに恨みのある人物がいて、そいつがキョンを突き落としただけではないのか。その裏に複雑なものなどなかったのではないか。


もういちど原点に立ち返ってみよう。犯人に関する手がかりは「スカートを履いている」という一点だけだ。しかし、谷川流はミステリ好きで有名な作家。「スカート=女」と安易に結び付けてしまっていいものか。――いや、もはや残された可能性は一つしかない。


そう、犯人は「谷口」だ!


考えてみれば、「消失」の冒頭に挿入された谷口の彼女の話は明らかに不自然だ。あれは伏線だったに違いない。光陽園学院の彼女なんて彼の妄想の産物なんだよ。そうだ、谷口は女子の制服を身に付け、鏡の前で哀れな妄想に浸っていたに違いない。鏡の中の自分を「光陽園学院の彼女」と信じるくらいに、谷口の心は病んでいた。カップルで溢れるだろうクリスマスが近付くにつれ、谷口は精神の平衡を失っていく。妄想と現実とのギャップは耐えがたいほどに広がっていったのだ。妄想の中では自分は彼女とクリスマス。しかし、現実で美少女たちに囲まれているのは谷口の親友。谷口の心を暗い影が支配していく。あいつさえいなければ――。


ああ、恐ろしい。友だちは大切にしましょう。


追記。
ちょっと苦労したので掲載しておく。詳しくはコメント欄参照。

*1:SF方面には弱いので、自分でも何を言っているのかわからないけど、とりあえず読み流してください