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空気系ライトノベル『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』

エロゲのようなハーレム作りを目指す主人公が、四人の美少女と一緒に、ひたすら生徒会室で駄弁り倒すという作品。いや本当に駄弁ってるだけ。『ハヤテのごとく!』や『らき☆すた』を髣髴とさせるオタクネタと、ハイテンションなボケ&ツッコミのオンパレード。「これはこれでアリじゃね?」と「ひでえ核地雷」で評価がまっぷたつに分かれそうな感じ。

作者的には、「四コマ小説」みたいなジャンルと捉えています。
――あとがきより

漫画やアニメにおけるような「日常系」「空気系」をライトノベルの枠内で過不足なく組み立てた、一番最初の作品なんじゃないかと思う(そして後に続くかどうかはわからない)。

久々にぱんつはいてないライトノベル - 星ぼしの荒野から

たしかに、こうしたストーリーらしいストーリーのないライトノベルは、これまでになかったと思う*1ライトノベルはキャラクター小説だと言われてるけど、マンガやアニメと比べればまだまだストーリーが重視されているように感じる。頭使ってないようなラブコメでもけっこうストーリー性があったりするしなぁ。
というわけで、オタク業界のトレンドを無節操に取り込むライトノベル界にあって、「空気系」というのはまだ手付かずの鉱脈ではないだろうか。後に続く作品が出るかどうかはわからないけど、出るといいなぁ。
あと、ぱんつはいてるかはいてないかで言えば、はいてないと思う。表紙よりも中表紙のほうが分かりやすいです。

*1:あったら教えてください