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普通にネタバレされるより「衝撃的な結末」とか書かれるほうがネタバレ度が高いのはなぜなんだぜ?

「言わなきゃネタバレだと分からなかったのに」と言われるように、ネタバレは堂々と書いても案外気づかれないもの。一方で、「衝撃的な結末だった」とか「驚きの展開が」とかいう書き方は、あまりネタバレ対策になっていない。書いている本人はぼかしたつもりかもしれないけど、「衝撃の結末がある」ということそれ自体がネタバレになってしまっている。


「衝撃の結末」なんてそうそう何パターンもあるわけじゃない。夢オチだとか全滅エンドだとかだいたい分類されてしまっている。それでもそれが衝撃になるのは、読者には「衝撃の結末があるかどうか」が分からないからだ。たとえば「主人公が死ぬ」というオチは「主人公が死ぬとは思っていなかった」から衝撃になる。読んでいるあいだにわずかでも「これもしかしたら主人公死ぬんじゃね?」と考えてしまったら、それは衝撃ではなくなる。「オチが読める」というやつだ。不意打ちがあると分かっているならそれは不意打ちでもなんでもない。


…まあ、ネタバレ皆無の感想を書くほうが難しいわけで、個人的にもぜんぜん気にせずネタバレしまくってるんだけど、もしネタバレを気にするんならそういうところを気をつけてみてはどうか、という感じで。「衝撃」とか「驚き」とかでブログ内検索は勘弁な!