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ライトノベルのトレンドの傾向

ライトノベルのトレンドの傾向を教えてください。 要素で書いて.. - 人力検索はてな

ライトノベルのトレンドの傾向を教えてください。
要素で書いてくれると嬉しいです。
例)ハーレム、異世界、ボーイミーツガーツ、俺tueee系など
また、その要素がどう面白いか、よろしければ言葉に落とし込んでください。

トレンドは、『流行』という意味で使ったつもりでした。わかりにくくてすみません。人気のラノベに共通する要素を教えていただけると助かります。


けっこう長文になってしまってもったいなかったのでこちらにも投下します。
「要素」というより「ジャンル」なのはリクエストを読み落としていたからです。
あと、どう面白いかは作品によると思います。

学園異能

2000年代に猛威を振るったジャンルで、簡単に言えば学園物と能力バトル物を結びつけたものです。電撃文庫の得意分野ですね。『灼眼のシャナ』が代表格で、そこから派生して『とある魔術の禁書目録』などのヒット作が出てきています。

萌えラブコメ

まよチキ!』『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』などMF文庫Jが得意とするジャンルです。先行作品が多いということもあり、バトルを混ぜたり、シリアスを混ぜたり、ミステリを混ぜたり、クトゥルフを混ぜたりなど、さまざまに捻りを効かせてきます。「混じりっ気なしの正統派萌えラブコメ」というのは案外少ないのではないでしょうか。

オタクネタ

乃木坂春香の秘密』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』など、主人公もしくはヒロインがオタクであることをネタにしたジャンルです。ただ、オタクと言ってもライトノベルを読んでいることは少なくて、アニメやギャルゲのオタクだったりするのが不思議です。媒体はラノベなのに。

日常系

分類としては萌えラブコメの一種になるでしょうか。萌え四コマ漫画にインスパイアされたもので、登場人物たちはおしゃべりに終始し、あまり大きなイベントが起こらないのが特徴です。『生徒会の一存』を嚆矢として、『僕は友達が少ない』『GJ部』などもアニメ化されました。

青春ラブコメ

萌えラブコメよりも落ち着いた雰囲気で、主人公たちの青春模様を描くものです。『半分の月がのぼる空』や『とらドラ!』のヒットから、『ココロコネクト』、『さくら荘のペットな彼女』、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』などが続いています。

スクールカースト

眩い輝きを放つクラスの人気者、それに追従する多数のクラスメイト、そして底辺で生きる主人公…そのような暗黒の学生生活を描くジャンル。江波光則の作品群や、映画化された『AURA』など、ガガガ文庫が妙に推しているところです。『やはり俺の青春ラブコメ〜』もここに含められるでしょうか。

ファンタジー

2000年代にはやや元気がなかったジャンルですが、最近になって勢いを取り戻しつつあります。昔ながらの剣と魔法のファンタジーの他、パロディ色の強いものや、戦記物、魔法学校物、ラブコメと組み合わせたものなど、バリエーションに富んでいます。

異世界召喚

ファンタジーの一分野として昔からあるテーマではありますが、特にアマチュアのWeb小説で人気のあるジャンルということで注目を集めています。代表格としては『問題児たちが異世界から来るようですよ?』や『ノーゲーム・ノーライフ』、それに『ゼロの使い魔』もそうですね。

VRMMORPG

こちらもアマチュアのWeb小説で人気のジャンル。異世界召喚のバリエーションですが、ゲームの世界を舞台としていることが特徴です。VRMMORPGとはバーチャルリアリティの大規模多人数参加型オンラインRPGのことですね。『ソードアート・オンライン』のヒットにより、プロのライトノベルでも流行りつつあります。ただし「SAOが元祖」とか書くと「『クラインの壺』や『クリス・クロス』があっただろ!」と怒られてしまうので注意してください。

魔王と勇者

近年、ファンタジーの中でも特に盛り上がっているジャンル。RPGに登場する「魔王」と「勇者」のテンプレートを、捻りに捻って面白く仕立てあげたものです。『まおゆう魔王勇者』や『はたらく魔王さま!』などがありますね。

ビジネス

経済や特定の職業をテーマに書かれたジャンルです。『狼と香辛料』や『なれる!SE』、『羽月莉音の帝国』などが代表格。ハンバーガーチェーンでのアルバイトを描いた『はたらく魔王さま!』や、農業高校を舞台にした『のうりん』にも職業体験的要素がありますね。

ライトミステリ

氷菓』のアニメも記憶に新しいですが、何と言っても『ビブリア古書堂の事件手帖』でしょう。非ライトノベル分野ではもともとミステリの人気が高いわけですが、そこにライトノベルからも殴りこみをかけた形でしょうか。ビブリアに続けとばかりに多くのライトミステリが刊行されています。


少女向けライトノベルについては知らないので略。