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WINDBIRD

ライトノベルネタブログ

2010年以降限定でオススメのライトノベル15選

偏読家が選ぶおすすめライトノベル10選 - ぐるりみち。
という記事のブックマークコメントで、

ラノベ界は2000年代後半が一番アブラ乗ってた印象。

などと書かれていてムキーッとなったので

・1巻が2010/1/1以降に刊行されたシリーズ物
・まだアニメ化されていない

という条件でオススメを選んでみた。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃文庫)

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃文庫)

不思議な力を持つ「精霊」と共生してきた世界の、まさにいま科学による変革が起こらんとする激動の時代に、古き帝国を改革しようとする皇女と、その同志である5人の若者たちの活躍を描いた群像劇。

2010年以降のラノベの流れの一つとして「ファンタジーの復権」が挙げられると思うのですが、そのうちの戦記ファンタジーにおける代表格は、この『アルデラミン』になるんでしょうね。

グランクレスト戦記

優秀な魔法師であるシルーカと、その彼女が仕えることになった流浪の若者・テオの二人が、君主としてその名を轟かせ、あるいは騎士として異形の者たちと戦う、壮大なファンタジー。

『アルデラミン』が才気走った新星とすれば、『ロードス島戦記』の水野良が放つこの大作はまさに大御所の貫禄と言えるでしょうか。ロードス25周年ということもあって、レーベルを越えてTRPGのリプレイが出るわ、シェアードワールド作品が出るわ、すごい盛り上がりを見せています。

覇剣の皇姫アルティーナ

覇剣の皇姫アルティーナ (ファミ通文庫)

覇剣の皇姫アルティーナ (ファミ通文庫)

運動はからきしだが膨大な知識を蓄えた少年・レジスと、辺境に追いやられるも高い志を捨てない皇姫・アルティーナの二人が、手を取り合って皇帝を目指す王道の戦記ファンタジー。と言っても魔法や怪物などの超常的な要素は登場しないので、架空の国の歴史を描いたと言う方が正しいのだろうか。巻ごとに手を替え品を替えて読者を飽きさせない、丁寧な作りが素晴らしいです。

この素晴らしい世界に祝福を!

「戦記ファンタジー」とは異なるもう一つの流れ、「Web小説発の召喚転生ファンタジー」の中からは、まずこの作品を。
異世界に転生した主人公が、おバカな女神、爆裂魔法しか使えない魔法使い、ドMな女騎士といった仲間に囲まれて苦労しながら、冒険者として奮闘する。作風としては完全なコメディでして、『魔方陣グルグル』を彷彿とさせるギャグの切れ味が素晴らしく、残念すぎるヒロインたちもたいへん魅力的です。

Re:ゼロから始める異世界生活

Re:ゼロから始める異世界生活1 (MF文庫J)

Re:ゼロから始める異世界生活1 (MF文庫J)

こちらもWeb小説発ファンタジー。死んだらやり直しのループ系ファンタジー。主人公の人好きのする剽軽さ前向きさと、何度も何度も何度も何度も死んでいく苦しさのコントラストが素晴らしい作品です。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

またまたWeb小説発ファンタジー。召喚されたり転生されたりはしないダンジョン攻略モノです。様々な神様たちが暇潰しに地上に降りてきているファンタジー世界を舞台に、健気で一生懸命な少年の急激な成長と多難な恋路が描かれます。主人公萌え。

僕と彼女のゲーム戦争

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)

現実よりもゲームが盛んな日本という設定で、高校の部活動として実在のゲームをプレイしていくという話のキャッチーさからすると、『なれる!SE』くらい話題になってもいいと思うんですよね。いわばゲーム実況動画の小説版のようなものでして、ゲーム好きはもちろん、「他人がやっているのを見てるだけ」という人にもオススメですよ。

子ひつじは迷わない

ラノベとミステリは合わないなんて誰が言ったのか。生徒会に寄せられるお悩み相談をずばり解決する連作短編型の日常系ミステリ。病的なお節介焼きの主人公と、目付きと口が悪い探偵役のヒロインの組み合わせ。ヒロインがほっとんどデレずに最後まで主人公をゴキブリ扱いしているのが素敵なんですよ。

サイハテの救世主

ムシウタ』の岩井恭平が贈るスペクタクルアクションディザスターノベル(なんだそれ)。沖縄のとある町に住み着いた自称・人類最高の天才である主人公が、天才なんだか分からないうちに、地元住民のお節介と、そして世界滅亡レベルの「災厄」に巻き込まれていく。

岩井恭平という作家は、デビュー作から「天才」をテーマにしておりまして、それから10年近くを経て到達した一つの結果がこの傑作だというわけです。あと『ムシウタ』完結おめでとうございます。

俺の教室にハルヒはいない

新井輝という稀有な個性を持つライトノベル作家が、『涼宮ハルヒ』に始まるラノベのアニメ化ブームの中で、アニメ脚本家としてもキャリアを積んだあとの、まさに2010年代でしか出来ない作品! …と書くとかなり無理やりな感じですが、しかし今ここで「ハルヒ」の名を冠しての新井輝! というのはやはり感慨深いのです。

神明解ろーどぐらす

神明解ろーどぐらす (MF文庫J)

神明解ろーどぐらす (MF文庫J)

ネタ元のほうで石川博品が紹介されているので、こちらではもう一人の奇才・比嘉智康の作品を紹介しましょう。 「ろーどぐらす」を直訳すると「道草」…というとおり、下校に憧れる主人公と彼を囲むヒロインたちのだらだらとした下校風景を描いた日常系コメディである。…コメディ? いや、それは途中までの話にすぎない! その先に待ち受ける恐るべき神展開とは…!?

空色パンデミック

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)

患者の空想が周囲を巻き込んでそのまま現実になる病気、というアイディアだけでもう勝利が決定しているようなもの。大真面目に邪気眼なキャラクターを演じる登場人物たちを笑っていたら、読者までもが現実と空想の区別がつかない状態へと引きずり込まれてしまうのです。
いま注目度No.1のライトノベル、第11回えんため大賞優秀賞『空色パンデミック』! - WINDBIRD


丘ルトロジック

世界征服を企む邪悪なる怪人たちが集う「丘研」の活動を描いたクライム青春小説です。もちろんギャグでもパロディでもないですよ。シリアスですよ。人ならざる異常者たちが人々から「美しい世界」を取り戻す話です。この溢れんばかりの中二病スメル。最高すぎる。あと今度、作者の新作が出るそうです。やったぜ。
シリアスな「悪の組織」ものとしてのライトノベル『丘ルトロジック』 - WINDBIRD


俺はまだ恋に落ちていない

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)

『丘ルト』のあとに紹介すると余計に清らかすぎるように思えて気恥ずかしいくらいの青春ラブコメなのです。どこにでもいる普通の…けれども心に熱さを秘めた主人公が、親友の二人の妹たちと出会って、三角関係にもつれこんでいく。修羅場はたっぷり、でも爽やかな読後感の良作です。

アイドライジング!

アイドライジング! (電撃文庫)

アイドライジング! (電撃文庫)

図らずも2010年代はアイドル戦国時代。現実だけでなく二次元の中でもアイマスモバマスラブライブWUGアイカツプリリズなどなどアイドルたちがひしめいています。ではラノベ界のアイドルと言えば? そう、アイドライジングだ! 可愛らしいアイドルたちの明るく楽しく健全なバトルを堪能できる珠玉の逸品。是非ご堪能いただきたい。
「タイバニ」「ゆるゆり」「アイマス」のファンにおすすめするライトノベル『アイドライジング!』 - WINDBIRD


いやー、キリよく10作品くらいに収めようと思ったけど大幅にオーバーしちゃったわー。
2010年代のラノベはアブラ乗りすぎてつらいわー。