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ついでだからRPGについて語ってみる

といっても、「以前にも書いたようなことなんだけど - WATERBIRD」で既に語ってたりする。俺っていつまでも同じ発言を繰り返してるだけなんだなぁ。
この考えはいまでもあんまり変わってないです。「平和で穏やかでのんびりでまったり」でなくてもいいと思うようになったくらいかな。


あ、最初に断っておくけど、俺ってあんまりRPGをやらない人なんですよ。
だから説得力が無いだろうし、もしかしたら見当外れなことを言ってるかも。


んで。
たいていのRPGって、序盤は良いような気がするんですよ。大層な目的なしに世界を回って、ただ敵を倒して、ちょこちょことイベントが起こって、みたいな。でも結局、「このままでは世界が崩壊するのだー」みたいな展開になっちゃう。「世界の危機」とか「人類の滅亡」とかが出てくると、話が一気に陳腐になるんですよね。別にそんなの絡めなくてもRPGとして成立すると思うんだけど。


たとえば、ライトノベルでは「世界の危機」とかってそんなに問題にされない。『灼眼のシャナ』では、建前では「"存在の力"を使いすぎると世界のバランスが――」とか言ってるけど、主人公である悠二は、それをあんまり気にしてないように思う。悠二が戦うのは、自分の身近な「セカイ」を守りたいのと、あとシャナと一緒にいたいのと、ってのが理由なんじゃないかな。あ、別に『シャナ』がセカイ系だって意味じゃないですよ。


そもそもファンタジーなんて流行ってないですよ。いまの流行は学園異能なんだから、学園異能をRPG化しましょう。主人公が夜道を歩いてたら謎の美少女が謎の敵と戦ってて、なんかとばっちりで死にそうになって、それがきっかけで主人公はヒロインを手伝うようになるんです。敵は"世界"じゃなくて"セカイ"を狙っている。"日常"である昼間にはモンスターは出てこないないけど、"非日常"である夜中になるとモンスターが這い出てくる。そのモンスターを、主人公とヒロインが狩っていく……。


あ、そうか。RPGには「フィールドを歩いてたら大量のモンスターと遭遇する」ようなシチュエーションが不可欠なんだな。基本は"数人VS多数"。RPGづくりでは、それがネックになってるんじゃなかろうか。ラノベは"数人VS数人"が基本で、だからRPG化が難しい。


うーん、村から一歩でも外に出たらモンスターがうようよしてるなんて、そんな世界は確かに滅亡の危機だわな。RPGなら「世界の危機」は避けられないのかも。