以前つくった「現代学園異能」度チェックテストがどうにも使えなくて、いろいろ微調整していたんだけど、結局あきらめた。もっとアナログにやろうと思った。んで、計算とかがややこしすぎて死にそうになったので、もうちょっと整理してみようと思った。とりあえず「ありがちな現代異能」としてまとめてみようかと。
と思って書いたのが「学園異能にありがちなこと - WINDBIRD」。
しかし、このテンプレートから外れれば外れるほど「学園異能」ではなくなる、という考えは危険だ。「学園異能」で最も重要なのは「日常と非日常の対比」だと思うので、その対比され具合を計らなきゃいけない。
たとえば『ぼくと魔女式アポカリプス』の場合、非日常側では主人公の姿まで変わってしまう。日常と非日常をよりはっきりと区別させているから、とても学園異能っぽい。いや、単にTS物をやりたかっただけかもしれないが。
『灼眼のシャナ』の場合、クラスメイトの数人にフレイムヘイズのことが知られている。非日常が日常に流入してしまっているから、学園異能っぽくない。
『イリスの虹』の場合、敵であるハーピーが日常側に踏み込みすぎていて、さらに主な物語は「学園」の外で進行する。学園異能っぽくない。
『レジンキャストミルク』は学園内に何人も異能持ちがいて、日常と非日常の境界が曖昧になっている。さらに、主人公は日常と非日常とのあいだで悩まない。主人公自身に、自分がすでに非日常側の人間だという自覚があるからだ。
いずれも「学園異能」と言って間違いのない作品だとは思うが、そのなかで「学園異能っぽさ」をランク付けするなら、
魔女式>シャナ>イリス>レジン
ということになるのかなぁ、と。
俺の中だけで「学園異能」の定義が一人歩きしまくってますが。
- 現代であるかどうか
- 異世界であるかどうか
- 学園が出てくるかどうか
- 異能が出てくるかどうか
- 異能の存在が知られているかどうか
- 異能を持っている人間が多いかどうか
- 異能が戦闘に使われるかどうか
- 戦闘は多いかどうか
- 物語における日常(学園)と非日常(異能)の割合
判断基準はこのあたりかなぁと思う…。
ややこしいよ…。
別にこんなことしなくても誰も困らないんだよな…。