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ギャルゲメソッドがどんなものか理解しにくいです…

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# 2006年04月08日 natu3kan ライトノベル むしろ、ラノベにマンガやエロゲのベタ要素が膾炙されただけと俺は考えてるんだけども。ギャルゲメソッドをふんだんに使った「ある日、爆弾がおちてきて」の評価がぱっくり分かれたところから見えてくるものが


「幼馴染が毎朝起こしに来る」とか「曲がり角で衝突」とか「幼い頃に結婚の約束」といったものはエロゲのベタ要素ではなく、元々漫画のベタ要素だったものをエロゲに(そしてラノベに)転用したものでしょう。真にエロゲ特有と言える「ヒロインは処女」とか「想いが通じ合ったら即H」とかはラノベには転用されないでしょうし。


あるいは、たとえば5人程度のヒロインを用意するとか、個別ルートに入ったら他のヒロインを出さないとか、そういうものもあります。しかしそれらは、エロゲのストーリーに「ヒロインと両想いになる」もしくは「H」という明確な終着点があるから生まれる"エロゲっぽさ"です。


しかし、ラノベには決まった終着点が用意されていません。「敵を倒す」「復讐を成し遂げる」「世界を守る」といった終着点があって、「ヒロインと両想いになる」ことには重きが置かれない。だから、エロゲっぽいと言われている『ROOM NO.1301』も『初恋マジカルブリッツ』も、ヒロインはたしかに複数人いるかもしれないけれど、どちらの作品も「H」は目的ではなく過程として描かれています。


それと、「ある日、爆弾がおちてきて」を読んでいない身でこんなこと言わない方がいいのかもしれないけど、「ある日」の評価が割れたのは、過去の黒古橋作品を引き摺るラノベ右翼と、「ある日」を一つの作品として評価するラノベ左翼の対立だったのではないかと思います。というか、評価分かれてましたっけ?
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