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ライトノベルの特異性を考える

「漫画」や「アニメ」「ゲーム」は、その"メディア"自体が既に定義となっている。大雑把に言えば、イラストを並べることで物語を表現したら「漫画」だし、イラストを連続して映し出して音声を添えたら「アニメ」になるし、それを自分で操作できるようにしたら「ゲーム」になる。


ライトノベル」は、イラストという異分子が混じってはいるけれど、「小説」という"メディア"を流用している。「ライトノベル」の"メディア"は何かといえば、間違いなく「小説」だ。


「小説」という"メディア"の中は、「ミステリ」や「SF」という"コンテンツ"によってさらに区切られている。しかし、「ライトノベル」は"コンテンツ"によっても定義されない。なぜなら、「ライトノベル」は「小説」という器(=メディア)を借りているだけであって、その中身(=コンテンツ)は「漫画」や「アニメ」と変わらないからだ。


簡単に言うとこうなる。


「漫画」「アニメ」「ゲーム*1」「小説」→メディア依拠ジャンル
「ミステリ」「SF」「ファンタジー」→コンテンツ依拠ジャンル
ライトノベル」→?


"メディア"によっても"コンテンツ"によっても定義できない。
それがライトノベルの特異性なんじゃなかろうかと。


よぐわがんね。

*1:エロゲー含む