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長門はメインヒロインなのかどうなのか

http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060526/1148570661
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060527/1148660175
の続きみたいなエントリ。
ハルヒ、キョンときて長門の話。


あとがきを読む限りでは、おそらく谷川流はここまで長門を前に出すつもりはなかったのだろうと思う。俺は「憤慨」の『無題1・2・3』でさえ「別に深い意味はないんじゃないの?」と思っているくらいだ。まあそれはどうでもいいんだけど。


ではなぜ長門がメインヒロインのごとく扱われているのか。


前回書いたとおり、キョンはハルヒがもたらしてくれた非日常を守ろうとしている。キョンにとってハルヒは守るべき対象、つまり白雪姫か眠り姫のごとき「お姫様」なのである。一方、キョンと長門は共にハルヒを守る「仲間」である。しかもイケメンは笑って寝言をほざくだけだし、巨乳は脳がスポンジになっている。頼れるのは長門だけである。


なにも知らないお姫様か、傍にいる頼れる仲間か。ストーリー的には、最後はどうしたってお姫様とくっつくだろう。けれど、描写としては、やはり仲間との信頼を描かずにはいられない。その上、ハルヒは"物語"には関われない傍観者だ。余計にハルヒとキョンの絡みは描写されない。結果、長門に描写が割かれ、あたかも長門がメインヒロインであるかのように描かれてしまうのである。


とはいえ、キョンが長門に寄せる信頼は、もはや「仲間意識」とかそんなレベルではない。なにせ「俺の長門」だし。なんというか、恋愛感情に等しいほどの絶大な信頼というのか。あー、よくわからなくなってきた。


つまるところ、


キョン「恋人にするなら長門だけど、結婚するならハルヒだなぁ」


って感じなんじゃないかな。


それと、


キョン「みくる? あれは俺の玩具。
    古泉? いつも尻の穴を狙われてるよHAHAHA!」