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凄い面白い最近のファンタジーラノベをオススメする


こんな記事を見かけたんだけど、ひと昔前のラノベで止まってるっぽかったので、ここはひとつ最新のファンタジーラノベを紹介するぜ。

最果てのパラディン

最果てのパラディンI 死者の街の少年 (オーバーラップ文庫)

最果てのパラディンI 死者の街の少年 (オーバーラップ文庫)

人の絶えた廃墟にて骸骨の剣士・ミイラの神官・幽霊の魔法使いに育てられた主人公。やがて廃墟を旅立ち、未知なる冒険へと踏み出していく。歴戦の冒険者たちと共に戦い、伝説に謳われる邪竜を退治し、神々とも交流を持ちながら、次第に名声を高めていく。オールドファッションというと何ですが、80年代90年代あたりのファンタジーが好きだったという人にオススメの作品です。

剣と炎のディアスフェルド

剣と炎のディアスフェルド (電撃文庫)

剣と炎のディアスフェルド (電撃文庫)

ある国の王子として生まれた二人の兄弟。兄は人質として敵国へ赴きそこで英雄と見なされ、弟は即位して周辺諸国を切り従え大王と呼ばれるようになる。こちらはいわゆる指輪物語的なファンタジーよりもさらに神話的なイメージで、ヘラクレスジークフリート、あるいはトロイア戦争アーサー王物語のような、素朴な英雄譚を想起させる作品となっています。

我が驍勇にふるえよ天地

故地を敵国に奪われた剛勇無双の王子がその復讐のため軍を率いて勝利を重ねていく痛快な戦記ファンタジー。個人的にはこれ、水滸伝だと思うんですよね。主人公の旗下に集う、二つ名を持った英雄豪傑の大活躍。主人公の圧倒的な強さ、頼もしさは、身震いがするほどカッコいいです。

緋色の玉座

緋色の玉座 (角川スニーカー文庫)

緋色の玉座 (角川スニーカー文庫)

史上屈指の名将、東ローマ帝国の将軍ベリサリウスを主人公とした歴史ファンタジー。基本的には史実に沿っていますが、適度なアレンジを加えつつ、ちょっとしたファンタジー要素もあり、エンタメとして綺麗にまとまっています。まあ史実でもすげー濃いメンツですからね。

アサシンズプライド

こちらはいわゆる教官もの。大貴族の娘ながら才能がなく「無能才女」と揶揄されるヒロインの家庭教師となる主人公――その実は、本当に才能がなければ殺せと命じられた凄腕の暗殺者。しかし速攻でヒロインに絆された主人公は、彼女を助けるために奮闘することになります。独特な世界設定、スタイリッシュな戦闘、そして美しい少女たちの仲睦まじい様子が魂こめて描かれるバトルファンタジーです。

悪逆騎士団

最盛期を迎える王国の果て、全ての悪徳と暴逆の掃き溜めとなった街で、なお畏怖され唾棄される「悪逆騎士団」、その活躍を描くピカレスク・ファンタジー。最低な連中が最低な連中と殺しあうだけの最高に痛快な作品です。主役コンビがおねショタということもあって漫画の『ヨルムンガンド』を思い出しますね。

叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士

烙印の紋章』の作者です。前の記事でも紹介しましたが、タイトルの印象ほどコミカルな内容ではない。邪神を奉じて周辺諸国を征服した邪悪な王国を倒したあと、英雄となった主人公がその国を訪れてみれば、そこには迫害され苦しむ人々がいた…というあらすじ。ただ単純に正義と悪が逆転するという話ではないんですよね。「悪だったのは確かだが現状は酷すぎる」「しかし安易に助けてしまって良いのだろうか」という葛藤が描かれていくのです。

いつかの空、君との魔法

いつかの空、君との魔法 (角川スニーカー文庫)

いつかの空、君との魔法 (角川スニーカー文庫)

精霊の力をもとに文明が築かれている現代的な魔法世界、分厚い雲の上から精霊を地上に降ろしてくるための儀式をおこなう少年少女たち、その繊細な恋心が描かれる。箒に乗って踊るように飛び回る描写が美しいジュブナイル・ファンタジーです。


以上、それぞれに毛色の違ったファンタジーを挙げてみました。

知ってのとおり今のライトノベルはファンタジーブーム真っ盛りです。いわゆるなろう系から、魔王勇者もの、壮大な戦記ファンタジーに、昔ながらの冒険ファンタジーまで、それぞれのジャンルのなかでさらに工夫が凝らされ、かつてないほどに様々なファンタジーが溢れています。是非とも自分好みの作品を探してみてください。

こちらも参考にどうぞ。