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2006年ライトノベル個人的ベスト10

コミケに行ってらっしゃる方々のブログを見て「充実した年末を送ってるなぁ」と思ったりしている充実してないmizunotoriです。2006年に読んだライトノベルの中でお気に入りの10冊を書き連ねていきたいと思います。

コンセプトとしては「お気に入りライトノベル」と題しているとおりで、「おすすめライトノベル」とか「このライトノベルがすごい」とかではありませんので、そこらへんよろしくおねがいします。

では、10位からです。


10位

決して完成度が高いわけではないけれど、とても魅力のある作品。「荒削り」という言葉がよく似合う。…あんまり良い言葉じゃないか。別格の支倉凍砂を除けば、個人的に最も期待している新人作家。


9位

ツンデレ主人公とツンデレメイドがお互いに罵倒しあって激昂した末にラブシーンに突入するくだりが素晴らしすぎる。「2006年ライトノベル名場面投票」みたいなものがあるなら、俺は迷わずこのシーンに一票を投じるね。作品に癖がありすぎて迂闊に他人に勧められないのが難点。


8位

校舎内を走りまくる部活の話。廊下を疾走したり、階段から飛び降りたり、通行人を華麗に避けたり。そんな校則違反上等な行為に青春を賭ける階段部のメンバーたち。もう熱いのなんのって。あと神庭っちが姉妹に対してブチ切れるシーンが大好き。


7位

銀盤カレイドスコープ」の最終巻。シリーズを通して圧倒的にクオリティが高い作品だった。読み終わった後に、すごい充足感というか、満足感を得られるところが好きだった。お疲れ様でした。


6位

ついさきほど読み終わったばかりだけど。このシリーズで気に入っているのは、主人公が悩んでいる描写。可憐な表紙からは想像も出来ないほど重苦しい物語が描かれる。主人公だけでなく、登場人物の誰もが悩み、苦しんでいる。そういうところが好き。遠子先輩のひたすら前向きな熱弁もいいんだけどね。琴吹さん萌え。


5位

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

  • 作者:支倉 凍砂
  • 発売日: 2006/06/10
  • メディア: ペーパーバック
言わずと知れた2006年の最優秀新人賞。うだつのあがらないヘタレな行商人と、恐ろしく狡猾で激しく可愛い狼耳の少女の二人が、異様なほどラブラブする話と書けば、まず間違いはあるまい。なぜ二巻かと言えば、終盤の、ホロがブチ切れるシーンが好きだからなのだが。あらためて振り返ると、やはり登場人物が感情を露わにするシチュエーションというのが大好きなんだな、俺は。


4位

Amazonが遺憾なく手を抜いているけれど、正式なタイトルは『タザリア王国物語 影の皇子』。最凶最悪のツンデレヒロイン・リネア様が降臨された作品。その凶悪さ、とにかく読めばわかる。俺はもうリネア様にメロメロです。


3位

中二病ライトノベル超新星。痛々しくて歪んでいて狂っている作品。しかも、わりと計算が先に立っているタイプなので、暴走しているように見えても、締めるべきところはきっちり締めていて、わりと読みやすいのです。ちなみに、もうすぐ二巻が出るんですよ。一年待ちました。すごい楽しみ。勝ち組の人たちはもう手に入れてるんですね。ぜ、ぜんぜんうらやましくないですけどね。


2位

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

  • 作者:西尾 維新
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

  • 作者:西尾 維新
  • 発売日: 2006/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
上下巻は二つで一つ。西尾維新の手によるキャラ萌え小説の最高傑作。「個性的」なんて言葉が似合わないくらいに個性的なヒロインたちが、次から次へと登場してくる。毒舌皮肉ジョーク混じりの軽妙な掛け合いが最高に楽しい作品。


1位

作者: 周防ツカサ
出版社/メーカー: メディアワークス
メディア: 文庫

というわけで一番のお気に入りは「ユメ視る猫とカノジョの行方」。この作品の雰囲気がね、もう大好きなんだよね。欠点も多いけれど、好きになってしまうとそんなの気にならない。傑作ではないけれど、心に深く残る作品でした。



以上です。


それでは、一年間ありがとうございました。
また来年、お会いしましょう。




ちなみに選考に際して候補としてリストアップしたのは以下。

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