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「いいな」と思った最近のライトノベル表紙(2024年版)

なんとなく思い立ったときにやってみるコーナーです。本当に素人目で見たときの「いいな」なのでデザインの専門的な解説などはありません。作品内容の良し悪しとも関係ありません。

過去のやつ → 2017年版 2021年版

TS悪役令嬢神様転生善人追放配信RTA

TS悪役令嬢神様転生善人追放配信RTA 嫌われ追放エンドを目指してるのに最強無双ロードから降りられない

大きくて目立つ黄色い文字と、光り輝く熱狂感、そして主人公の不敵な笑み。まさにRTAのような勢いを感じます。一発で印象に残りますよね。

ジェノヴァの弟子

ジェノヴァの弟子 ~10秒しか戦えない魔術師、のちの『魔王』を育てる~ (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

輝きならこっちだって負けてないぜ、とばかりにキラキラのビカビカ、タイトルロゴまで閃光エフェクトで飾られている。なんだかよくわからんがド派手すぎる。いやあ好きですね。

刻をかける怪獣

刻をかける怪獣 (角川スニーカー文庫)

これはタイトルロゴが好きですね。こういうデザインって何て言えばいいんだろ。何か言い方がありそう。キャラクターはわかりやすく『怪獣8号』なんですが、この太くて無骨なタイトルロゴによって異なる印象になっている気がします。

同い年の妹と、二人一人旅

同い年の妹と、二人一人旅 (MF文庫J)

横向き表紙で海のパノラマ感を出している。美しいですね。

竜殺しのブリュンヒルド

竜殺しのブリュンヒルド (電撃文庫)

下半分をバッサリ白くした大胆なデザインに、血のように真っ赤なタイトルロゴが鮮烈。作品自体がスマッシュヒットしたこともあって、ここ数年では最も話題になった表紙ではないでしょうか。

恋は暗黒。

恋は暗黒。3 (MF文庫J)

暗闇のなかで黄色い照明だけを浴びせたような二階調デザイン。濃い黄色で塗られることでむしろ「暗黒」を強く感じます。

冤罪執行遊戯ユルキル

冤罪執行遊戯ユルキル 上冤罪執行遊戯ユルキル 下

ノベライズ作品の表紙はやっぱり「ラノベとは別の文法」でデザインされていることが多い気がします。ロゴもゲーム用に作られているからめちゃくちゃ凝っているし。あとはまあ毎度のことですが清原紘の絵ヂカラが強い。そして単色背景が好き。

プラントピア

プラントピア (電撃文庫)

こちらも単色背景。しかもビビッドなピンク。タイトルロゴもフローラルに飾られていて端正ですね。

仕事が終われば、あの祝福で

仕事が終われば、あの祝福で

『エルデンリング』のノベライズ…というか、「エルデンリングのプレイヤーのノベライズ」として話題になった作品。現実のオフィスの窓から『エルデンリング』の黄金樹が見えている、という構図が印象に残るし、キャラクターも向こうを見ていて顔がわからない、というのも面白いです。

推しに捧げるダンジョングルメ

推しにささげるダンジョングルメ 01 最強探索者VTuberになる

Vtuberものは、表紙にシークバーをつけたり、アイコンを添えたりすることが多いんですが、この表紙も密かにウィンドウになってますね。作者名などが枠外にあるので、要素は盛り込まれているんだけどスッキリして見えます。遠近感のある構図が良くて、大きく口を開けたヒロインもすごく可愛い。

小説が書けないアイツに書かせる方法

小説が書けないアイツに書かせる方法 (電撃文庫)

日陰に立っているような暗めのイラストに、白黒のはっきりした太いタイトルロゴと真っ白な原稿用紙のコントラストがスタイリッシュですね。妙に現実感があるというか、写真にマンガキャラをコラージュしたような印象を受けます。

小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている

小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている (MF文庫J)

作中の一場面を切り取ったようなストーリー性の高い表紙イラスト。タイトルがフキダシになっているだけでなく、フチのところが漫画の原稿用紙になっているのも芸が細かいです。

大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!?

大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!?【電子特典付き】 (MF文庫J)

陰影のはっきりしたアニメっぽいイラストに、疾走感のあるタイトルロゴ。キックボードに乗って追っ手から逃げる主人公たちの動きが伝わるような、シンプルですけど作品内容をよく表したデザインですね。

ルチルクォーツの戴冠

ルチルクォーツの戴冠 -王の誕生- (DREノベルス)

デザインというよりは、単純にイラストが好きですね。光の差し込むステンドグラス。ルチルクォーツの王冠と首飾り。主人公のちょっと頼りなさそうな表情。作品のモチーフが詰め込まれていて、強く印象に残ります。

負けヒロインが多すぎる!

負けヒロインが多すぎる! 6 (ガガガ文庫)

いや、眼鏡っ娘が好きなので…。いまだにラノベ業界には「表紙に眼鏡っ娘を描いてはいけない」という無根拠で無思慮な不文律が残っているのですが、そうした非文明的な因習は駆逐していかなければいけないな、と思わされますね。

はじめてのゾンビ生活

はじめてのゾンビ生活 (電撃文庫)

こういった「写実性の高い美少女イラスト」は近年の一般文芸でよく見られるもので、というかイラストの雪下まゆは実際に『同志少女よ、敵を撃て』などの装画を手掛けている方なんですが、電撃文庫でこのタイプの表紙をやるんだ、というのが少し驚きでした。既成概念はぶっ壊していけ。