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激突! サドデレ VS ツンマゾ!!

青コーナー。
愛しているからこそ苛めたい、愛しているからこそ縛りたい。
サドっ気たっぷりの小学六年生。


サドデレ
鴉木メイゼル選手の入場です!




赤コーナー。
叱られたいから我儘を言う、罵られたいから悪戯をする。*1
マゾっ気たっぷりの超絶ブラコン・シスター。


ツンマゾ
魔法薬売りのマレア選手の入場です!




<メイゼル選手の場合>
「あたし、背の高い人がそうやってはいつくばるとこ見るの、大スキだわ。はぁっ、もう、そういう目はもっとスキ!」


「あたし強くなって、せんせが心配なんかしなくていいように屈服させたげるから。せんせは毎日、あたしが作った手料理を、あたしの手から食べて生きていくの」


「自分では気付いてないのね。あんたの泣いてる顔、とっても可愛いのよ」


「きれいなものや強いものが、自分の前で何もかもかなぐり捨ててハダカになってくれたら、『もうあたしのものだ』って気がするでしょ。せんせが、あたしの前に屈服するところを想像したら、ぞくぞくするわ」


「せんせは、這いつくばってお日様みたいにあたしを見あげるの」




<マレア選手の場合>
(ああ、とマレアは震えそうになる。怒る。もうちょっとでキレる。ああキレて。兄さまマレアにキレて)


(野良猫のように扱われ、マレアは、ああああ……、と深い、歓喜のこもったため息を漏らした。投げて。心の中でつぶやく。ぶん投げて。兄さま、マレアのことゴミみたいにぶん投げて……。)


「ああ、そんな。兄さま。マレアを完無視で置いていくなんて……、素敵……」


(怒られた。嬉しい。こんなに激しく怒られるなんて最高……、と恍惚とした表情を浮かべる。このまま叱り続けて欲しい。そのためならどんな悪事も、マレアってばいといませんわ)




勝敗は観客にお任せ。
どちらの作品も読みましょう。


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なんか無駄に格闘技風にしようと思ったら中途半端になった。
PRIDEなんか見てたせいだ、ちくしょう。


つまるところ、ツン→サド、デレ→マゾに置換可能なんだよなぁ。


円環少女 (角川スニーカー文庫)

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魔法薬売りのマレア 千日カゲロウ (角川スニーカー文庫)

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*1:…それツンって言うのか? まあ別にマゾデレでもいいけども。