はじめに
id:natume_yoさんやid:firstheavenさんからトラックバックを頂きました。
id:natume_yoさんのエントリは既に消されてしまったようで(→*1)、コメント欄からその内容を類推するしかないのですが、おそらく『書評がブクマされない問題』に関連した話題だったのだと思われます。id:firstheavenさんも同様の話題について語っておられます(→*2)。というか問題提起したのがid:firstheavenさんなのかな。
ブクマされる書評サイトは存在するか?
はい、むかつくほどブクマされまくってますね。たとえ書評でもホッテントリ入りは可能だということです。うーん、とりあえず彼らを「アルファ書評ガー」とでも呼びましょう。なぜアルファ書評ガーの書評はブクマされて、その他の書評はブクマされないのでしょうか?
ブックマーカーにはどれほどミステリ読み・ラノベ読みがいるのか?
ライトノベルに限った話になりますが、私の感覚では、ライトノベルの話題を積極的に追っかけているブックマーカーは、おそらく20人ほどしかいません。つまり、もし彼らの心を十分に惹きつける書評を書いたとしても、注目エントリがせいぜいなのです。
一方、アルファ書評ガーははてな受けの良い書籍*3を取り上げ、さらに自らの豊富な知識・経験を絡めて書評を書いています。ITに興味のあるブックマーカーなど掃いて捨てるほどいますね。断然有利なのです。
書評サイトは狭い分野に特化したサイトが多いのではないか?
かく言う私も「ラノベ限定」ですし、他の方も広くて「小説限定」くらいなのではないでしょうか。
一方、アルファ書評ガーはさまざまな分野の本を紹介しています。頭の良さそうな本からエロいライトノベルまで。取り扱う範囲が広ければ、より多くの読者を獲得できるのが道理ですね。
自分のために書くか、他人のために書くか
一般的な書評サイトには「他人に紹介する」という視点が欠けている書評が多いです。「書評」と銘打つのが恥ずかしいのか、「読書感想」とか言っちゃったりしてね。ははは。俺のことですけど。
一方、アルファ書評ガーはきっちりと「他人に紹介すること」を意識した文章を書いています。だから読みやすく、分かりやすく、面白い。たとえ書評でも「いいこと言ってるな」と思ったらブクマしたくなるものです*4。
書評は使い捨てである
書評の用途は主に三つ。「自分が読んだこの本、他人はどう思ってるかな?」と「この本は買うか迷うなぁ、評判をチェックするか」と「うげーこんな面白そうな本があったのかー」です。いずれの場合でも、その書評を読んだ時点でお払い箱。いわば使い捨ての存在です。
一方、アルファ書評ガーの書評には付加価値が付いています。たとえば含蓄あるお言葉であったり、たとえば貴重な情報であったり。ひとつ上の項目で書いた「『いいこと言ってるな』と思ったらブクマしたくなる」というのと同じですね。「あとでまた読み返したい」と思わせることが大事なのです。
要するにですね
ブクマされない≠読まれていない
ですから、別にブクマされなくていいんじゃないですか。
まあ、たまに馴れ合いコメントが欲しい気もしますけどね。
「リネア様は最高だよなー」「禿同。マジ最高」
…2chで十分ですけどね。