少し前にTwitterに書いたのを膨らませてみた記事です。
KADOKAWAとDWANGOが統合
ラノベ業界のみならずさまざまな方面に対してインパクトのあるニュースでした。DWANGOがスマホアプリのi文庫・Webサービスの読書メーターを買収したことや、統合キャンペーンとして行われた電子書籍半額セールなども話題になっていましたね。
スーパーダッシュ文庫がダッシュエックス文庫に改装
しばらくはスーパーダッシュのブランドも残るそうですが、新作はダッシュエックスから出るということで、事実上のリニューアルと言えるでしょう。SDの頃はいかにも仲が悪そうだった*1漫画部門との連携を強化するための改装だということらしく、漫画界最強の「ジャンプ」ブランドをどう活かしていくのか、これからの躍進に期待です。
「キャラノベ」のレーベルが多数創刊
キャラノベについては先日も記事を書いたのでそちらをお読みいただければ。
「大人向けラノベ」の誕生 - WINDBIRD
今年創刊されたものをリストアップすると、富士見L文庫、新潮文庫nex、集英社オレンジ文庫、朝日エアロ文庫、T-LINEノベルズといったあたりでしょうか。第1回 角川文庫キャラクター小説大賞なんてのも開催されるようです。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』公開
スーパーダッシュ文庫が産んだ名作『ALL YOU NEED IS KILL』がまさかのハリウッド映画化。しかも、ちゃんと面白く作ってもらえてスマッシュヒット。海外でも非常に高い評価を得ているようです。
ちなみに感想はこちらに書きました。
「All You Need Is Kill」と「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 - WINDBIRD
映画『僕は友達が少ない』公開
不幸にも『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と同年の公開となり何かとネタにされがちでしたが、原作と無関係に見ればそこまで言うほど酷くはないだろ…くらいの評判だったようです。個人的には観ていないので何とも言えません。
『ニンジャスレイヤー』アニメ化発表
数奇な運命を経て日本のTwitterで連載され、たちまちブレイクした海外原作のサイバーパンクニンジャ活劇がついにアニメ化ということで、多くのニンジャヘッズに歓喜をもたらしました。映像化が難しそうな作品ですし、独特なファンコミュニティにアニメ視聴者が流入することなどを考えると、いろいろと不安も多いのですがはてさて。
『銀河英雄伝説』&『アルスラーン戦記』再アニメ化発表
http://www.arslan.jp
田中芳樹の名作がダブルでアニメ化。銀英伝は原作を読んだきりですが、既に決定版としてOVAがあるわけですし、再アニメ化のハードルはめちゃくちゃ高くなりそうです。アルスラーン戦記は原作も読んでないんですよね。荒川弘による漫画版のアニメ化ということで楽しみにしております。
『ソードアート・オンライン』シリーズ国内累計1000万部突破
電撃文庫の中では『禁書目録』に次ぐ快挙だそうで。つい先日のニュースリリースでは「世界」での累計が1670万部を突破したとも発表されていました。なんだか中途半端な数字に見えるけれど、しかし考えてみれば「累計70万部」でも凄いわけだからなあと、どうでもいいことを考えていました。
『テスタメントシュピーゲル』Kindleにて復活
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/08/21
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石川博品、プチブレイク
- 作者: 石川博品,まごまご
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/11
- メディア: 文庫
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というわけで2014年を振り返ってみました。こうして見ると集英社の動きが目につきますね。ダッシュエックス文庫にオレンジ文庫、『ALL YOU NEED IS KILL』に『後宮楽園球場』。もしや来年は集英社が大ブレイク!?…………という気はぜんぜんしないけれども、合体怪獣カドカワンゴの動向とあわせて、2015年にどのような作品を出してくるのか楽しみです。
今年のライトノベルニュースをさらに詳しく振り返りたい方はこちらをどうぞ。
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*1:個人の感想です