今年も読んだ数が少なかったからベスト5で。
1. 俺の教室にハルヒはいない / 新井輝
- 作者: 新井輝,こじこじ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/08/31
- メディア: 文庫
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- 作者: 新井輝,こじこじ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/12/28
- メディア: 文庫
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平凡な高校生が主人公で、幼馴染みは声優の卵で、ひょんなことから主人公がアニメ業界の人と仲良くなって、どんどん人脈を広げていって、売れっ子人気声優と友達になって、でも主人公自身は変わらずアニメには興味がないし、特に「学園物」は観るだけで落ち込むというんだけど、そこにキーアイテムとして「学園物」の金字塔である『涼宮ハルヒ』が登場するという話。
タイトルの「ハルヒ」のインパクトが強すぎて、予断を持って読まれがち(あるいは避けられがち)だと思うんですけど、中身のほうは完全に新井輝作品ですよね。青春恋愛+業界モノ。わりに生々しい話が、主人公の一人称視点を通すと、何故かぼんやりというかふんわりというか、な印象になってしまうのは、まさに新井輝ならではの空気感で、もう文章を目で追うだけで楽しい状態。
あ、今作を気に入った人は、是非とも『ROOM NO.1301』を読んでみてください。
ROOM NO.1301#1 おとなりさんはアーティスティック!?
- 作者: 新井輝,さっち
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2012/09/07
- メディア: Kindle版
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2. 俺の妹がこんなに可愛いわけがない / 伏見つかさ
- 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/06/07
- メディア: 文庫
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唯一、残念だったのは、読むまえから終わり方を知っていたことで、11巻12巻を発売直後に読めていたらなあと思います。
3. ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン / 宇野朴人
- 作者: 宇野朴人,竜徹,さんば挿
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/09/10
- メディア: 文庫
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宇野朴人のデビュー作である『神と奴隷の誕生構文』も、遠未来の超科学の世界と、戦記ファンタジーの世界がクロスする作品なんですよね。
- 作者: 宇野朴人,きくらげ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 文庫
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強大な力を持つ主人公がお姫様に協力して全土統一を目指すという、そこの構図は変えずに、SF設定を省略してファンタジーに徹し、群像劇にして読みやすくしたのが『アルデラミン』だという印象があります。
最近になっていくつも出ている戦記ファンタジーの中で、頭ひとつぬけて評判の良い作品ですが、それに違わず非常に面白かったです。
4. きんいろカルテット! / 遊歩新夢
- 作者: 遊歩新夢,DSマイル
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 文庫
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設定を一見すると『ロウきゅーぶ!』の音楽版/中学生版という感じですけど、趣きはかなり異なるように感じました。部活モノと非部活モノの差と言うんでしょうか。スポーツ物の漫画でも、部活に入る作品だと良くも悪くも学生レベルの内側で物語が収まるのに対し、部活に入らない作品は当初からプロの世界を垣間見たり世界で戦うような話になる。ような気がします。で、本作は後者なんじゃないかと。
ともあれ、作者の高いプロ意識とロリコン意識が感じられる良作だと思います。
5. ファイティング☆ウィッチ / 逢巳花堂
- 作者: 逢巳花堂,魔太郎
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 文庫
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幼い頃から中国拳法を習っていた主人公が、転校した先の拳法部に入部すると、そこは美少女ばかりだった、という話。
かなり本格的な格闘描写も素晴らしいんだけど、何よりもヒロインたちが強気系や年上ばかりというのが素敵すぎる。中でもいちばん魅力的なのが、主人公の父親を崇拝するライバル校の女性コーチで、もう完全にこの人がメインヒロインだよね状態。クールで無口で思い込みが激しくていきなり結婚を申し込んでくる年上美女。最高ですよね。
以上です。
それでは良いお年を。