WINDBIRD

ライトノベルネタブログ

「『火の国、風の国物語』のメインヒロインは誰なのか」問題

いまさらながら一巻を読んで、気になったことがひとつ。この作品、メインヒロインが明示されていないんですよね。たとえば『抗いし者たちの系譜』なら皇帝サラ=シャンカーラ、『空の鐘の響く惑星で』はウルクとリセリナの二股ダブルヒロイン、『ゆらゆらと揺れる海の彼方』はビームを放つ幼女・ノウラ、『タザリア王国物語』は麗しきリネア様と、ラノベのファンタジー戦記には特徴的なヒロインが付き物。それでは『火の国、風の国物語』のメインヒロインは誰なのだろうか? …二巻を買いにいくまえに、このことについて考えてみたいと思います。

エントリーNo.1 クラウディア

まずは本命、魅惑のロリータ13歳です。主人公・アレスが生涯の忠誠を誓う王女様なんだから彼女がメインヒロインだろう…と、単純に考えてしまってはつまらないですよね。やっぱり王女と騎士という身分の差は大きいですよ。ましてやアレスは忠実なる騎士であり、彼にとっては主君に恋をするなど考えられないことでしょう。つまりですね、彼女はいわゆる「憧れの先輩」ポジションなんですよ。敬愛されてはいるものの、決して恋愛対象にはならない。
というわけでクラウディア王女はここで脱落です。

エントリーNo.2 エレナ

続いては、ちゃっかり戦場にまで付いてきている白衣の聖女、アレスの義妹・エレナさんです。とはいえ、まあ考えるまでもありませんよね。実妹ならともかく、義妹ごときに何かできるはずもない。所詮はかませ犬にすぎません。彼女にはレオン君あたりがお似合いですよ。と、俺の偏見が申しております。
というわけでエレナさんも脱落です。

エントリーNo.3 風の戦乙女

一巻にはちらっと登場しただけですが、いまのところ最高のポジションにいますよね。アレスと彼女はそれぞれ両軍のエースなわけで、幾度も干戈を交えるうちに二人のあいだには愛が…という。まあベタですが、ベタだからこそ激しく萌える展開ですよ。しかし、そこでネックになるのが反乱軍のリーダーさん(名前忘れた)。彼は短編の方で主人公やってるらしいから、風の戦乙女もそっちの方でメインヒロインやってるんでしょうね。残念です。今後の展開次第ではどうなるか分かりませんが、現時点では風の戦乙女さんの線は薄いと見るべきでしょう。
というわけで風の戦乙女さんも脱落です。

エントリーNo.4 シオーネ

さて最強の刺客の登場です。クラウディア王女付きの侍女、シオーネさん。モブキャラにしてはあまりにも大きな存在感、挿絵にも登場するという優遇措置、アレスに命を救われたことがあるということでフラグもばっちり立ってます。なぜ、ただのメイドにここまで出番があるのか。それは彼女がメインヒロインだからですよ! …と、言ってしまいたいところなんですが。なんか彼女、病んでる匂いがするんですよね。クラウディアを裏切って彼女を反乱軍に引き渡し、自分は何食わぬ顔でアレスを慰める、とかそういうことをしでかしそうです。俺の中ではそういうキャラになってるんです。まあヤンデレヒロインというのも良いですが、彼女の場合は敢えてサブの位置に留めたほうが活躍しそうなんですよね。トリックスターというか何というかそういうポジション。
というわけでシオーネさんも脱落です。

エントリーNo.5 パンドラ

やはりパンドラ様がメインヒロインだと言わざるをえない。
カラー口絵でその絶対領域を惜しげもなく晒す謎のゴスロリ精霊、パンドラ様。物語冒頭でアレスに力を授け、それ以降もアレスに助言を与え続けるという、おそらくこの物語の鍵を握る最重要人物。お互いに好意は持っていないにもかかわらず最も身近な存在であるという、フラグが立ってそうで立ってない絶妙な距離感。少し状況が変わればすぐに恋愛感情が芽生えてしまいそうな危うさ。それよりなにより作品中最高の萌えキャラであります。彼女がメインヒロインでなければ誰がメインヒロインだと言うのか。


というわけでパンドラ様がメインヒロインです。
異論は認める。