WINDBIRD::ライトノベルブログ

ライトノベルブログ

「文章→映像」変換の話のまとめ

各所の反応を読んで。


本を読むのに慣れていると無意識に映像変換を省略してしまう、というのが結論かなと思いました。そちらの方が早く読めるから。私は本を読むときに音読なんてしませんが*1、そうやって「音声」への変換を省略しているのと同じく、「映像」への変換も省略しているんでしょう。幼い頃からの読書量の問題ですかね。もちろん、子供の頃から読書三昧でも「文章→映像」の変換をバリバリしている人もいるんでしょうけど。


まあ、別に映像に変換した方がいいというわけでもないと思うので、私はこのままでも満足ですが。


参考:
Angel Heart Club★阪神タイガースと『HEROMAN』を応援しています(7月6日付のNEWS)
『映像を思い浮かべる』技術って、『速読』の技術だよね - うぱ日記
レーシック| 安心・安全な手術で視力回復



おまけ程度に書いておくと、小説を書いてるような人の中にも「映像→文章」派の人と「文章→文章」派の人がいて、私は後者です。
「映像→文章」の人は、あらかじめ脳内に書きたい映像があって、それを文章に落とし込んでいる感じですね。ラノベでいうと成田良悟あたりがこのタイプなんではないかと思います。完全な推測ですけど。
私の場合、人物の描写をするときもその人物の外見を思い浮かべないし、動きを描写するときもその動きを映像として思い浮かべません。


これが私の書いた小説ですが↓
http://q.hatena.ne.jp/1151442461#a560774
見事に人物の外見描写がされていませんね。もちろんわざとですが。


読むときも映像に変換しない私は、人物の外見描写自体を冗長に感じるのですね。「そんな一生懸命説明されたってわからないよ」と、むしろ申し訳なくなってくるほどです。特に短編の場合、そんなことをやると決定的にテンポが悪くなる。だから上の小説では、敢えて外見描写を省いたのです。そういう言い訳です。

*1:別に速読の訓練とかしたわけじゃないですよ