本には関係ないけど、話の流れとして一応[book]カテゴリに入れとく。
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060706/1152115086#c1152197066
音楽を聴いたときとかも、情景とか思い浮かびませんか?
そりゃもう思い浮かびまくりです。小説を読むときとは違うのが不思議です。
自分の中の「良い音楽(というか歌ですが)」の基準として、聴いた時に感じたイメージと歌詞の内容にズレがない、というのがあるのです。
まず、その曲を初めて聴くときは完全には歌詞を聞き取れないので、途切れ途切れに聞き取れる単語からイメージが構築されていきます。もちろん曲調からもイメージは作られていきます。たとえば「夕焼け空の下で少年と少女が並んで座ってる!」みたいなね。
そのイメージが気に入ったとき、はじめて歌詞カードを見ます*1。そしたら、夕焼けじゃなくて青空の歌だったりするわけです。なんじゃそりゃーですよ。俺は夕焼け空の下で少年と少女が並んで座ってる光景を歌った曲が好きなんだよ、青い空なんて知らねーよヴォケ!とか思っちゃうわけですね。
逆に、曲を聴いて感じたイメージと歌詞とが一致したとき、その曲は自分の中で名曲認定されます。あ、違うや。曲を聴いて感じたイメージと歌詞とが一致して、かつそのイメージが気に入った場合、ですね。もちろん、イメージと歌詞とが一致していなければ、たとえどんなにイメージを気に入っていたとしても、その曲を好きにはなりません。
音楽に限らず、消費者が勝手に良い方に解釈してくれることを、制作者は期待してはいけないと思います。「読者の想像に任せてみました」なんて、「読者の想像を超えるものを作り出せませんでした」って言ってるのと同じですから。
…取り留めのない話だなぁ。
*1:わざわざ歌詞を確認するほど気に入ることなんて滅多にありませんけどね。