http://chapel.vivian.jp/mt/archives/200612/18-191208.php
前述のDS借りた友達と色々話してて、萌え絵の御三家の一人みたいな人の月収が**百万とかなんとか
そんな話をしてまして、版画展ってやつぁそんなに儲かるのかー? などとしみじみしてみたり。
リンク先の話題とはまったく違う話なんだけど、「萌え絵の御三家」って誰だろうと思った。明確に3人決まっているんだろうか。それともわりとフレキシブルな称号なんだろうか。候補すら思い浮かばないんですが、どなたかご存知ありませんか。
ここから本題。
こんな俺でも、ライトノベルの絵師に限定すれば、萌え絵の御三家とやらが思い浮かぶかもしれない。…と思ったので、何人かのラノベ絵師を挙げていってみる。
とはいえ、専業でライトノベルのイラストレーターをしているという人は、おそらく少ないだろうと思う。ライトノベル読者には知られていない絵師でも、その筋では有名なエロ同人作家だったとか、エロ漫画業界では知る人ぞ知る作家だったとか、エロゲーの原画家として活躍してたとか、そういうことがありえるわけで。なんでエロばっかりなんだ。
…いやまぁ、「○○って絵師はすごいよなー」とか得意げに書いて、「なに言ってんだよ○○さんは超有名絵師だろうが！」なんてツッコミが入ったら恥ずかしいっていう話なんだが。ラノベを読むときには、イラストレーターの経歴なんて気にしないでもいいから、そういうことが起こってしまう。というか俺が知らなすぎるだけかもしれない。だから、なにか変なことを書いていても、優しく突っ込んでくださいね。というお願い。
現在、多くのシリーズの挿絵を担当していて、かつ評価が高いのは、エナミカツミと山本ヤマトの二人なんじゃないかと思う。
エナミカツミは、『バッカーノ！』『銃姫』『アンダカの怪造学』などのイラストレーター。またハヤカワ文庫でもいくつか挿絵表紙*1を担当している。彼のプロフィールを見ると、元々ゲームのキャラデザなどを担当していたとかしてなかったとか書いてあるのだが、2004年頃から本格的にラノベの挿絵を手がけはじめたらしい。濃ゆい絵柄で美少女からグリズリーまで描き分ける人。
一方、山本ヤマトは『9S』『電波的な彼女』『アルティメット・ファクター』などのシリーズを手がけている。彼女（彼？）がラノベの挿絵を描きはじめたのは03年からで、それ以前の仕事情報は無し。というか、かなり若い人っぽい。
この二人は、いくつもの作品のイラストを、ほぼ同時並行で手がけているのが凄い。毎月どこかのレーベルで見かけている印象があるくらい。まさに旬のイラストレーターという感じ。
参考：エナミカツミ - Wikipedia 山本ヤマト - Wikipedia
『まぶらほ』や『イリヤの空、UFOの夏』などの駒都えーじも、個性的な絵柄のせいか、それともぱんつはいてないからか、真っ先に思い浮かぶ一人。でも「こつえー」名義の方が有名らしい（はてなキーワードより）。同人作家として名を上げた人、ということなんだろうか。あと、こんなランキングがあったり。個人的には、いろいろな意味で凄い人、という印象。
参考：駒都えーじ - Wikipedia
やはりヒット作を手がけた絵師は知名度が高い。というわけで、緒方剛志や黒星紅白あたりは、かなり以前から名前を耳にしていた。
緒方剛志は『ブギーポップ』シリーズの絵師。ライトノベルに限らず幅広く仕事を手がけて…というか、元はゲームの仕事が中心だったのかな。そこらへん分かりません。『ヤクザガール・ミサイルハート』や『戴天高校勝利部』など、最近はかなり精力的に活動している印象。
黒星紅白は『キノの旅』の絵師。うーん、『サモンナイト』のキャラデザって方が通りがいいのかな。分からないことだらけです。このクラスになると単純に「ラノベ絵師」とは呼べないなぁ。
参考：緒方剛志 - Wikipedia 黒星紅白 - Wikipedia
そして大本命、いとうのいぢ。2005〜2006年に『灼眼のシャナ』、2006年に『涼宮ハルヒの憂鬱』と、担当した作品が続けざまにアニメ化され、どちらも大ヒットしたという人。たぶん今いちばんノリノリな絵師。でも、やはりメインの肩書きは「エロゲの原画家」ということで。どっちの「顔」が有名なんだろう。
参考：いとうのいぢ - Wikipedia
以上、パッと思いついたのがこの6人でした。あえて3人には絞りません*2。どんなライトノベルを買えばいいかわからないラノベ初心者さんは、たまには作家名よりも絵師名を参考にして、ドッキドキの表紙買いをしてみるといいんじゃないでしょうか。（←と言いつつ自分はあんまり表紙買いしない人）
