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桜庭一樹が直木賞を受賞したことについて

 まずは、おめでとうございます。
 個人的な感覚を言えば、「これで完全に向こうに行っちゃったなぁ」という、寂しさのようなものの方が強かった。京都に生まれ大阪で名を上げて今は東京のテレビに出ている芸能人に対して大阪人が抱く感情、みたいな? 直木賞受賞ってのもなんか「向こう側の出来事」って感じ。これがきっかけでライトノベルが大きく取り上げられることがあるだろうか。『私の男』から入ってラノベに嵌る人がそうたくさんいるとは思えないけど。
 桜庭がラノベ側に置いていた荷物は、既にその大半が運び出されている。あからさまなラノベである『GOSICK』や、ごく初期の作品を除けば、いずれすべて一般向けに新装刊されるだろう。そうなったらもう完全に「ラノベ作家としての桜庭一樹」は無かったことになるんじゃないか。となると『GOSICK』の続刊は望めなさそうだ…
 …みたいなことを、ぐだぐだ考えてしまった。なんという狭量さ。
 でもまあ、なんだかんだ言って去年の四月に『GOSICK』が出てるわけで、あんがい間は空いてない。まだ慌てるような時間じゃない、のかも。心配のしすぎかなぁ。続き出るといいなぁ。
 あ、それと。
 Wikipediaの「桜庭一樹」のところ、ライトノベルやノベライズの項がごっそり削除されてるんですけど。すでに黒歴史化?w


追記
あ、Wikipedia直ってた。なんだったんだろう。