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ライトノベルネタブログ

なぜ最終巻だけ読まないのか


これ、自分でも不思議なんですよね。ずっと追いかけてきたシリーズで、「いよいよ最終巻!」というときほど読まなかったりする。「完結して欲しくない」とか「最終巻の出来が悪い」とかじゃなくて、「完結は嬉しいけど何故か読んでない」ということなんですけど。どうしてなんでしょう。


まず、この「最終巻シンドローム」とは別に、私にはもう二つの「読まない」トリガーがあります。



10巻を越えると読まなくなる、いわば「10巻シンドローム」。



名作と分かっていれば読まなくなる、いわば「名作シンドローム」。


この三つの症状には密接なつながりがある、というか「10巻」と「名作」が複合したのが「最終巻シンドローム」なんじゃないかと思うんです。


まず「10巻シンドローム」ですが、これの理由は簡単です。飽きるからです。


たとえば、ある金鉱を発見して、たくさん金が出たということで、腰を据えて掘り始めたとします。しかし金の産出量は年々減っていく(=飽きる)。いまの金鉱から来年採れる金の量よりも、新しい金鉱を見つけたときに期待できる金の量の方が大きければ、今の金鉱には見切りをつけて、新しい金鉱を探しに行ったほうがいい。


「10巻シンドローム」ってそういう心理なんだと思います。新しい金鉱、もとい新作を探しに行くタイミングが、だいたい「10巻」なのだということです。


次に「名作シンドローム」。これも不思議な心理ですよね。「面白いから読む」のが普通のはずなのに「面白いから読まない」という。


たとえば、時間制限付きで「100個ある箱にいくつか入っている宝物を探せ」という状況だったとして、そのとき「5つ目の箱には必ず宝物が入っている」と知っていたら、その5つ目の箱はとりあえず後に回して、先に他の箱を調べませんか。


「名作シンドローム」ってそういう心理なんだと思います。既に知られた名作は後回しにして、まだ見ぬ名作を探すことを優先するのです。


さて、「最終巻シンドローム」です。最初に書きましたが、「ずっと追いかけてきたシリーズの満を持しての最終巻」ほど最終巻シンドロームの対象になりやすいんです。


ずっと追いかけるほどお気に入りではあるんですが、長期シリーズなので飽きが来ていることも確か。よって「10巻シンドローム」が発動します。


そんなお気に入りのシリーズの最終巻で、十分に時間が与えられた上での完結ですから、それは名作に決まっているわけです。よって「名作シンドローム」が発動します。


以上により、最終巻を「後回し」にしてしまう率が、非常に高くなる。それこそが「最終巻シンドローム」の正体なのではないかと。


…言い訳している暇があったら本を読めって言われそうですが。