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反応をもらえる2ch、反応をもらえないブログ

2chでは、誰もが書き手であり読み手である。一つの共有された場所に皆が集まるから、書き手と読み手の距離はきわめて近い。2chでは、よほどの過疎スレを除けば、誰かの発言にはたいていレスが付けられる。たとえば、2ちゃんねらーなら「荒らしはスルー」がどれほど難しいかわかるだろう。荒らしに対してはスルーが最も有効であることは誰もがわかっているのだが、それを実行するのは容易ではないのだ。


一方、ブログでは、書き手と読み手は乖離していく。書き手と読み手は明確に区別されて、自己の領域と他者の領域さえも区別される。他人のエントリにコメントを付けるのには勇気が要るし、トラバなんてもう心臓止まりそうになりながら送ったりする。逆に言えば、エントリに対して必ずしもコメントが付くわけではないし、トラックバックが必ずあるわけでもないということだ。アルファブロガーともなるとなんだか凄いことになってるけど。


つまり、ブログは反応が鈍いと。


とりあえず反応なんてなんでもいいんですよ。ものすごい悪いことが書いてあったら、心の中だけで蔑まず、ちゃんと「おめー馬鹿だな」ってコメントすればいい。ものすごい良いことが書いてあったら、心の中だけで褒めず、「おめー天才だな」ってコメントすればいい。…2chはそれができる世界で、ブログはそれができない世界なんだろうな。ブログには名前*1が出るってのも大きいんだろうけど。


まあ、俺自身は構ってもらいたがりのくせに他人からの攻撃をひどく怖がるから、このくらいの距離がちょうどいいのかもしれない。


…別に反応がもらえないのが寂しいわけじゃないですよ。ないですったら。




追記(06/3/20 0:25)
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# 2006年03月19日 denken denken 『「「ブログ」は、實際には掲示板と全く變らないシステムである。虹裏のやうな掲示板で、スレを立てられる人間が限定され、コメントが附いても「上がらない」場合、その掲示板は最早「ブログ」と區別出來ない。」』 ブログ 2ch


参考:「ブログ」における記事の價値




十分に発達しないかぎり、ブログは掲示板と区別できる。


アルファブロガーならいざ知らず、そこいらのブロガーが「これってどう思う?」と書いたところで、とりあえず誰かには読んでもらえるだろうが、しかし反応までは返ってこないことが多い。ブログのコメント欄は、はてブコメントや2chのレスよりも敷居が高い。


単に誰かの反応をもらいたいだけなら、VIPあたりで「これってどう思う?」とスレを立てればいい。そうすれば、少なくとも「>>1は童貞」くらいの反応はもらえる。あ、過疎スレにsageで書き込むのは除外。反応をもらいたい人はそんなことしません。


「童貞」と言われることに耐えられるなら2chに書けばいい。
耐えられない人はブログ向きなのかもしれない。


…という話だったのさ。


つか、前にも書いたことだけど、反応をもらいたいならWeb拍手最強だと思うんですよね。設置したことないからわかんないけどさ。どうなんでしょう。

*1:たとえそれが偽名でも