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ライトノベルは金髪縦ロールの意地悪なライバル

<登場人物>


エロゲ…主人公。バレエは始めたばかりだが、驚異的な才能を見せる。
ライトノベル…エロゲのライバル。高飛車でプライドが高い。


漫画…往年の名選手で、いまは一流のコーチ。
アニメ…かつての漫画のライバル。同じくコーチ。


一般文芸・SF・ミステリ…ライトノベルの友達。




<ストーリー>


ライトノベルは学校に通いつつ、ずっとバレエを習っていた。バレエは楽しいけれど、学校はどこかつまらない。


クラスメイトの一般文芸やミステリ、SFたちは、ライトノベルとよく一緒に遊んでくれる。しかし、ライトノベルは自分が彼女たちとは違う世界の住人だということを理解していた。


彼女たちに別れを告げ、ライトノベルはバレエの世界で生きる決意をする。


エトワールを目指して特訓に励むライトノベル。彼女が通うバレエスクールでは、漫画やアニメなどの一流のコーチたちが指導をしてくれる。そんな彼女の前に、彗星のごとくエロゲは現れたのだった。


競い合うように成長していくエロゲとライトノベル
二人の初対決の舞台は、バレエの全国コンクール。


曲目は「カノン」。
エロゲは見事な踊りを披露し、観客に涙を流させる。


「私(わたくし)の方が価格も安いしバリエーションも豊富なのに、どうしてあの娘は私よりも観客を魅了できるの……!」


エロゲに嫉妬するライトノベル
そして、エロゲもまたライトノベルを良きライバルとして認めていた。


ライトノベルさん……わたし、負けないから!」
「私も、あなたには負けませんわ……」


そんな二人を遠くから眺めている二人のコーチ。


「俺たちも昔はあんな風だったな、漫画……」
「アニメ、おまえは随分とライトノベルに肩入れしているようだが……」
「ふふ、ライトノベルを見ていると昔の俺を思い出してな……どうしてもおまえに勝てなかった俺を……それだけさ……」


海外留学をかけた重要なコンクール、二人は再び対決することになる。
しかし演技の直前、エロゲにアクシデントが起こる。


「トゥ・シューズにソフ倫シールが……!」


規制のせいでエロゲは直前でプログラムを変更しなければならなくなる。
しかし、それでもエロゲは見事に踊りきった。


「今回は私の負けよ。でも、次は負けませんからね……!」


イタリアへと旅立つエロゲを見送りにきたライトノベルの口元には、不敵な笑みが浮かんでいたのだった……。


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みたいな感じじゃないですか、ラノベを取り巻く状況って。


一般文芸とかは盛んにラノベを仲間扱いしたがるんだけど、実際のところラノベって漫画とかアニメみたいなオタク向けコンテンツの仲間なんですよね。まさしく違う世界の住人。


んで、オタク向けコンテンツの中では、漫画とアニメは既にその地位を確立している。その二つは、ラノベの市場とは規模が違う。ラノベと同じレベルにいるのはエロゲしかいないわけです。というわけで、ラノベのライバルはエロゲ。


エロゲと比べたらライトノベルの方が市場は大きいはずで、エロゲやってる奴よりラノベ読んでる奴の方が多いと思うんですよね。ところが、世間はエロゲに注目している。ネット界隈でも、ラノベ論よりエロゲ論とかの方が注目される。


そういうのがすっげームカつく。
エロゲの人気に嫉妬。


というのを、バレエ漫画風に表現してみた。
バレエとか全然知らないけどな。