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pixivとイラストサイトとニコニコ動画とTumblr

イラストコミュニケーションサービス[pixiv(ピクシブ)]
pixivというサイトがある。これを初めて知ったときは、絵師だけが入会できるSNSかと思っていたんだけど、調べてみるとそうでもなかった。どちらかといえばYouTubeとかニコニコ動画に近い。いや、イラストだからFlickr*1。アップロードされたイラストに対して、閲覧者が点数をつけたり、コメントを残したりしてコミュニケーションするのである。


pixivにうpされている絵は、たいてい絵師の個人サイトの方にもうpされている。同じイラストがうpされている二つのサイト。そのどちらに人が集まるかと言えば、おそらくpixivの方だろう*2。pixivでは多くの絵師のイラストを一覧できる → それが便利だから人が集まる → 人が集まると、そこにイラストを放り込んだときの反応も大きくなる → その反応を期待して絵師はイラストを放り込んでいく → ますます多くのイラストを一覧できるようになる。そういうポジティブなスパイラルが生まれている。


Something Orange
この構図に似ている、と思う。いくら企業側が動画を用意しても、いろんな動画を一覧できるニコニコ動画には勝てない。いくら個人のイラストサイトが頑張っても、いろんなイラストを一覧できるpixivの方に人は集まる。まあ、企業⇔ニコニコ動画とは違って、絵師⇔pixivは対立していない。pixivに絵をうpしているのは絵師自身なので。いい感じに共生しているように見える。


イラスト作者とtumblrユーザー間の論争 : ARTIFACT ―人工事実―
Tumblr関連の問題は、使ってないし興味もなかったので追ってなかったんだけど、いま考えると、あれって自前でpixivを作ってるようなもんだな、と思う。個人サイトが点在していると巡回が面倒なので、イラストだけを一覧できるサイトが求められるようになる。そのようなサイトを、閲覧者側が作るか(=Tumblr)、製作者側がつくるか(=pixiv)の違い。絵師⇔Tumblrは対立する。ということなのかな。


結論はありません。

*1:Flickr使ったことないけど

*2:超有名絵師とかだったら違うのかも